2009年6月25日(木)19:00@東京オペラシティ コンサートホール
東京フィルハーモニー交響楽団 第46回東京オペラシティ定期シリーズ 指揮:チョン・ミョンフン ヴィオレッタ:マリア・ルイジア・ボルシ アルフレード:ダニール・シュトーダ ジェルモン:ヴァシリー・ゲレッロ フローラ:渡辺怜美 ガストーネ子爵:二階谷洋介 ドゥフォール男爵:塩入功司 ドビニー侯爵:大森いちえい 医師グランヴィル:タン・ジュンボ アンニーナ:松浦麗 ジュゼッペ:小田修一 使者:川村章仁 合唱:新国立劇場合唱団 合唱指揮:三澤洋史 コンマス:荒井英治 ヴェルディ:歌劇『椿姫』より[コンサートスタイル・オペラ] いまだに土曜日のラザレフ&日フィルのプロコが頭から離れないままオペラシティへ。 木曜日のコンサートって案外しんどいですね。まだあと1日あると思うと・・・ で、初めての生チョン・ミョンフンさんです。スマートな指揮振り。指揮台にあがったとたん音楽スタート。 オケは快調。第1幕はソリストがまだ喉が暖まっていないのか硬い。ヴィオレッタの♪不思議だわ~からの超長アリアも結局力づくでもっていったようで、最後のほうはかなりしんどそうだった>ボルシさん。双眼鏡でガン観(笑)してたんですが、Sempre~から、「うわっ、喉きてるな」って顔でしたし、ラストの高音もDからではなくAからGへ(だったっけ?今楽譜がないので不確かなため後日確認修正します)。 2幕になってからは徐々に喉もできてきて、ホールの音響にも慣れて共鳴ポイントを見つけたのか、さほど気張らなくっても声が乗るようになってきました。 登場早々第1声からポイントをつかんでいたのはジェルモンのゲレッロさん。 合唱とオケでの盛り上がり方は感度良好。オケが遠慮なく鳴らしても動ぜず。 ヴィオレッタはしり上がりに調子が上がり、「さようなら、過ぎた日に」ではかなりぐっときました。 最後までオケを鳴らしきって終わったミョンフンさんはさすがでした。 コンサート形式の常として、ソリストの後ろからオケがかぶさるとやはり歌声が消されてしまうのが残念ですが、主役=オケ、とするならばこれもありかな。 今日残念だったのはアルフレード。 声が響かない、声量がない。1幕はヴィオレッタも似たような感じだったし、エンジンかかってくればよくなるものと思ってたんだけど、結局最後まで自分の声のポイントをホールの響きに乗せることができなかった。本人も一生懸命だったのだと思うが、歌えば歌うほど、「なぜ乗らない」と深みにはまって(きっと自身もはがゆかったはず)音楽が雑になっていた。 あとピッチにも少々問題がありな様子。 アルフレードがもっとよければなぁ・・・ とはいえ、4月の東フィルでは、うるさいだけの(大変失礼だな)音楽だったのが、同じ音量で鳴らしてもそれを「すごい!」と感じさせる音の処理の仕方、ホールの問題ではありませんでした。 だけど、(またhoweverかよ)、私の席は2F正面なのだが、ここはあまりにも音が直接に飛んできすぎるかも。3Fの屋根のせい?直接的でありかつこもって聞こえる・・・ オペラシティは1Fのほうがいいのかな?編成大きいときは壁面・天井にあちこちぶつかりながらブレンドされて音が落ちてくる分、2Fより良い気がする。 ホールの音響って難しいな。次回はブラ1,2なんだがこれなんか絶対サントリーの方がよさそうだし。オペラシティ、失敗したかも。定期会員なんでずっとこの固定席(泣)。。。 椿姫、明日はサントリーだけどそっちの方がコンサートオペラとしてならば歌う方としてはホールも広がりがあるし気分的にもノッて歌えそうな気がする。 今日は終演後まだまだ1回目のカーテンコールも終わらないうちに家路へ。 本日発売のバイエルン&みどりちゃん@倉敷公演、母親が無事ゲットしてくれました。母娘でまいります。 11月が楽しみ。
by felice_vita
| 2009-06-25 22:35
| 国内オケ
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