パヴェル・ハース・クァルテット@トッパンホール

2009年6月30日(火)19:00
<エスポワール スペシャル9>
<Pavel×ARCO若手実力はクァルテットを聴く1>
パヴェル・ハース・クァルテット
1stVn:ヴェロニカ・ヤルツコヴァ
2ndVn:エヴァ・カロヴァ
Va:パヴェル・ニクル
Vc:ペテル・ヤルシェク

ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第1番《クロイツェル・ソナタ》
パヴェル・ハース:弦楽四重奏曲第3番Op.15
ドヴォルジャーク:弦楽四重奏曲第13番 ト長調Op.106
♪アンコール
スメタナ:弦楽四重奏曲第1番 ホ短調《わが生涯より》第3楽章

ストレートに発せられる音を身体で聴く。
室内楽、弦楽四重奏の醍醐味です。
チェコ出身、注目を集める若手SQです。
エネルギッシュで緊張感がぴりぴりと走るのが肌に感じられ、そうでありながらも心を静かに満たしてくれる暖かさ。筆圧の強い、墨絵のような音楽でした。
大編成のオーケストラも心を震わされますが、SQのよさ、というのは自分だけのために弾いてくれているような距離感。大ホールだと音の反響、残響が演奏を大きく左右し、音自体を聴くというより空気の振動を聴いている感じですが、これくらいのホールだと音そのものを聴けている感が。そして観客も運命共同体のように身体中の神経を傾けて音に聴き入る。
お互いが真剣勝負です。
今日演奏されたいずれの曲も素晴らしく、これが好き、と決めることができません。
そしてお客さんにもブラヴォーを。トッパンホール、聴こうという姿勢が音楽演奏の土台を作る。客層がよいですね。
終演後、きっとみなさん自分だけの、思い思いの幸福感を抱いて家路につかれたことでしょう。

仕事も繁忙期に入ったため、今日はわき目も振らずに仕事仕事。それでも開演に間に合わないかも、とタクシーでホールに到着。疲労困憊。
でも音楽が始まると嘘のように疲れがとれていき、終わったときには元気にホールから飯田橋まで歩いて帰れるほどに回復。
これぞ音楽の力です。
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by felice_vita | 2009-06-30 22:28 | ソロ、リサイタル
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