夕焼け小焼けの風景

先日所属団のコンサートで唱歌「夕焼け小焼け」を歌う際、ご指導をしてくださる先生のおっしゃった言葉。

「今までみた中で一番美しい夕焼けを思い浮かべながら歌ってください」

私の一番美しい夕焼けは実家から見る夕焼け。田舎で高層建築はなし、周辺に家も少なく田んぼばかり、かつ山に囲まれているわけでもないため、実家から見る空は日本とは思えないくらい広い。家が少ないから明かりも少ない。
大都会の夜景も美しいが、田舎の漆黒の夜も美しい。
夕焼けも青い空、赤い空、群青色の空が入り混じる中徐々に夕日が沈み、赤から群青へ移り行く瞬間はえもいわれぬ美しさだ。数少ない家がシルエットとして浮かび上がり、電信柱の細い線が切り絵のようにたっている。
幸い中途半端な開発もなされないままバブルが終わったため、この風景はいつまでも続いていくだろう。
私にとって春の歌もこのような唱歌も、歌われる風景すべてがふるさとにつながっている。
都会に住んでも心の中に広がる風景を取り出すたび、あくせくした生活が一気に洗い流される。
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by felice_vita | 2006-03-13 20:30 | 日々雑記
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