ブロムシュテット&チェコ・フィルのブル8

よい音楽をつくるのはまずは指揮者、それを実感した演奏会でした。

2009年11月23日(月・祝)19:00@サントリーホール
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・ブロムシュテット

ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調 WAB.108(ハース版)

来日オケ版クラシック音楽シーズンも終盤に近づいてまいりました。
チェコフィルのプログラムは3バージョン、チェコならドヴォルジャーク、ではあるのでしょうが、ここはブルックナーで。
オケは男性が圧倒的に多く、女性はVn(1,2あわせて)に5名、ホルン1名、フルート1名、ハープ2名。性別によるバランスってありますが、もっとマッチョな演奏になるのかと思いきや繊細で鳴り過ぎない、これはやはりブロムシュテットさんの力でありましょう。
対向配置。指揮台を中心に左手から1stVn、Vc、Va、2ndVn、1stVnの後ろに左からCb、ホルン、中央に木管、その右手にTp、中央一番後ろに打楽器、その右手に(Tpの後ろ)トロンボーン。
この配置がドンピシャ。弦も金管も音がうまくクロスして絡み合い見事なブレンドです。

5分押し、19:05開演、終わって時計をみると20:23、約78分。真っ向勝負、1,2楽章は予想外にサクサクいくなぁ、と思っていたのですがピークを第3楽章に持ってきてたのでしょう。この3楽章の美しさといったら天国。泣けました。私は8番で一番すきなのは2楽章なのですが、この演奏をきいていっぺんに3楽章派に鞍替えです。
4楽章。ラストに向かって金管が飛び交い、大型花火がどん、と打ちあがってパラパラと細かい火の粉が地上に降り注ぐように終了。ため息です。
拍手は、、、ブロムシュテットさんの手が完全におりてからにしてほしかった・・・ でも、それからの拍手、余韻を楽しんだ人からはじわじわと感動があふれ出してくるのがわかる怒涛の拍手。ゴオォーってかんじで。

ブロムシュテットさん、御歳82歳。信じられない。
指揮ぶりは淡々としておりまるでドキュメンタリー映画を見ているようなのに、それがボディブローのように聴き手の胸にずしずしきいてきます。
一期一会、これだからコンサート通いはやめられない。
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by felice_vita | 2009-11-23 22:48 | 海外オケ
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