<記載:2010年1月11日>
大晦日のミラノです。とはいえクリスマスが延々続いているのでございます。お店は営業していますが閉店が早くなっている様子。だいたい18時ごろ閉店。 ミラノの見所というとダ・ヴィンチの最後の晩餐、次いでブレラ美術館ですが、いずれも前回訪問時に見学済みなので今回はパス。特に最後の晩餐は、事前予約で見学できるのも15分ですからね。1回見ればもういいかなって感じです。ブレラは時間があれば何度みてもOk、あとスカラ座博物館、オペラファンなら見逃せません。(私はこれも今回はパスしましたが) で、オペラファンならここは行くべし、なのがリコルディ!イタリアオペラの黄金期の作品を独占出版、時に作曲家よりも強権をもっていた、あの、リコルディですよ。 ガッレリアの中心の1画なのでとってもわかりやすい。地下、1階は普通によくあるHMVとかタワレコですが、2階っすよ。オペラのCDが充実していて(DVDもすごいのですが残念ながらリージョンコードが違うので日本では見られない)、気が付くと結構時間がたってます。あとやっぱり楽譜!すごい品揃えです。特に歌関係。 クラシックファンはミラノならリコルディ、ベルリンならドゥスマンでいくらでも時間つぶせます(笑)。規模からいうとドゥスマンに軍配ですけど。 さて、大晦日とはいえ特にせわしさもないミラノ。 この日はまずはドゥオモにて朝の礼拝をささげ、徒歩でスフォルツェスコ城へ。広いです。展示物多し、バリアフリーなんてどこ吹く風。古美術コレクション、楽器コレクション、絵画、先史時代展示、考古学博物館など、たった3ユーロでこの展示の多さ。 蝶々さんの企画展示中。ちなみにドゥオモ横の王宮では日本の展示が2つもあり、ちょっとした日本特集期間でした。 午後は地下鉄でサンタンブロージョ教会へ。 サンタンブロージョはミラノの守護聖人、大司教サンタンブロージョを祀る教会です。ひっそりとした佇まいで、こっちも息をひそめなきゃと思ってしまいます。 ミラノの地下鉄利用時、1日券(24時間)なるものを購入しました。通常3ユーロで乗り放題のところ、クリスマス特別割引で2.5ユーロで24時間OKです。翌日友人宅へは地下鉄移動なので24時間の範囲内です(どこまでケチるんだ)。 夕刻ドゥオモへ戻り、大晦日の礼拝に参加。 なんか泣きそうになりました。 大晦日のカウントダウンがドゥオモ~スフォルツェスコを結ぶ一画で催されるのですが、欧州のカウントダウンの危険さは身にしみているのでホテルでテレビ見ながら年越し。 爆竹があちこちで破裂し、シャンパンの瓶がばんばん開けられあたりに破片が飛び散り、、、このあたりドイツ・オーストリア・イタリアも共通です。 ただロンドンでは爆竹禁止となっているらしく、ここなら安全に年越しカウントダウンできるそう。 一足早く年が変わったシドニー、香港、台湾、ドゥバイが中継されましたが、いやはや、すっごいですね。国の勢いがそのまま表されているようで。日本は習慣的にこう派手に祝うっていうのがないからまぁそんなもんなんでしょうが、中国とかドゥバイみてると圧倒されますな。 2010年、日本は大丈夫なのかという不安を抱きつつ迎えましたが、国より自分の心配しろ、と帰国後親からは突っ込まれ・・・
by felice_vita
| 2009-12-31 09:43
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