復興ナショナリズムの不穏

JR車内で見た、政府広報広告。
復興アクション、「○○で応援しよう」。
東北の応援は必要不可欠だが、消費自粛にたいする注意喚起?が、なんというのか東北を応援するのではなく、便乗してかねてからの消費不振を克服するための道具として使われているようでどこか違和感を覚える。
極度の自粛はやめましょう。
そりゃそうだ。でも本当の意味で自粛を行うのと、その気になれなくって行動を控えるのでは大きく違うと思う。
たとえば私だったら、「こんなときにコンサートに行くなんて不謹慎」なんて気分はまったくなくって、「こんなときにコンサートに行く気分になれない」からコンサートに行かなかっただけ。
やりたかったのに、やむにやまれぬ事情で中止、というのもあると思う。
今年の調布花火大会は中止になったけど、これは自粛ではなく、電力問題と、実施のための協賛金集めが問題。
震災後、年度末なので本来なら各種宴会で盛況になるはずの飲食業界が、震災と計画停電のため、聞くところによると90%のキャンセル。本当に計画停電のときは飲食店、小売店はつぶれるんじゃないかと思うほどだった。徐々に消費が戻ってきても花火大会のような一大イベントにどん、と協賛金を出せる余裕のある企業ってそんなにないと思う。
これを自粛とみなして、しかもたたく人間がいたとしたら、私はその人たちに「じゃあ、あなたがそれができるだけの資金提供できるのか」と言いたい。

それぞれ事情あっての不行為。それを自粛といわれてもね。
そういう人、結構多いと思うんだけどな。
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by felice_vita | 2011-05-08 18:23 | 日々雑記
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