皇室典範の早期改正を

朝日新聞土曜版のbeでは毎週、医師の日野原重明さんが”94歳・私の証 あるがまゝ行く”という連載をされています。
今回は”皇室典範の改正を急げ”というタイトル、内容です。少々長いですが、まさにこれに尽きる、と思いますので以下に記します。

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 秋篠宮妃紀子さまのご出産は、昨今の暗い事件に心を痛める国民にとって、久しぶりに明るいニュースでした。日本は今なお皇室の行事を大切にする国家なのだということがしみじみ感じられました。
 紀子さまのご懐妊第一報は今年2月でした。政府が女性・女系天皇を容認する皇室典範改正案を国会に提出する直前のことでした。小泉首相は、将来は女系の天皇を認めないと皇位継承が難しくなるという認識を持ちながらも、早々にこの改正案提出見送りを示唆しました。
 このことは、皇室典範改正の実現を期待した国民には衝撃を与えました。
 今回、秋篠宮ご夫妻に男子が誕生したことで、小泉首相はあらためて改正案提出を当面見送る考えを示しました。報道によると、次期首相が確実な安倍官房長官も改正には慎重な姿勢のようです。 
 世界の文化国家の歴史を見ると、女性に対する差別はかなりな速度で改善されつつあります。日本は欧米に比べて、文化や教育のレベルは同水準と自任しているにもかかわらず、男女差別は明白に存在しているようです。
 日本では、女性が男性同様に社会進出することに抵抗感を抱く風潮はいまだに根強く残っているのが現実です。女性のもつ英知、判断力、実行力が正しく評価される日はなかなかやってきません。
 女性は次の時代の子どもを産むという大切な使命を担っていますが、それを仕事と両立させることは日本の社会ではまだまだ難しいのです。
 今ここで、皇室典範改正を断念するのは、非常に残念だと思います。皇位継承の順位決定における性差別を徹底的に排除することは、男女差別撤廃の立ち遅れた日本において、どんなにか重要な意味をもつことでしょう。
 ここで皇室典範を大改正することは、民主主義を官と民の両方において実現させるのを助けるはずです。この件が日本の近代化に必要であると、日本国民の総意として表明することが急務だと信じます。
 過去の法律に縛り付けられているために、社会改革が遅れている日本に、光と希望を投じる良き機会が、皇室典範の思い切った改正によりもたらされることを、日本国民はもっと広く理解してほしいと思います。「善は急げ!」です。
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日野原さんのように信奉者が多く、発言力のある方がこのような記事を書かれた意義は大きいと思います。
1点豪華主義、ショートフレーズな小泉首相ですが、私はたったひとつ”オペラファン”という一点のみにおいて彼を支持しましたが、安倍氏の場合は旧宮家復活というこれまたたった一つのポイントにおいて彼を信用できません。小さなことですが、たった1つその人の性質・傾向が如実に現れます。安倍氏のこの示唆は、”男女差別”、”古い世代のかつ皇室支持の特定層の意見を重視する”=>”一般層軽視”、を簡単に連想させ、これから彼が行う政策もその色眼鏡をかけて見てしまいそうです。

ところで日野原重明さん、以前も”第二の日本国歌をつくりましょう”といった内容でかかれましたがこちらもわが意を得たりのものでした。君が代のほかに、スポーツイベント等で国民が一緒に歌って盛り上がることの出来る第二の国歌、実現すればよいのにと思います。
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by felice_vita | 2006-09-23 20:48 | 日々雑記
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