木嶋真優ヴァイオリン・リサイタル@宝塚ベガ・ホール

2000年のヴィエニャフスキコンクール・ジュニア部門最高位で印象に残っていた木嶋真優さんのリサイタルを聴きにいきました。

クライスラー:テンポ・ディ・メヌエット
ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第3番
ドヴォルザーク:スラヴ舞踊曲
ヴィターリ:シャコンヌ
ファリャ:スペイン舞曲
休憩を挟み
R・シュトラウス:ヴァイオリンソナタ
【伴奏】江口 玲

二言で感想を。
演奏を聴く前)木嶋真優ちゃんのコンサートにいきます
聴いた後)木嶋真優女史のコンサートに行きました

2006年に聴いたソロの中では間違いなく最高位の演奏です。
文句なし。迷いなし。甘えなし。
とにかく真っ向勝負の演奏です。現在19歳というのが全くもって信じられない円熟した演奏。驚嘆です。
音楽に取り込まれるのではなく音楽と差しで向き合った演奏ぶり。演奏には全く無駄な部分がなく要望どころかむしろ彼女の音楽により己の甘さを振り返らされたかんじ。
生きることはつらいこと、だけどそれを切り開いてこそ人生、と突きつけられました。こんな演奏は初めてです。
ストレートにどんどん迫ってくる音楽。太い細い、強い弱いでは表現できません。弓の毛1本1本が音楽をつくっている、弦に触れていないときも同じ付加で音楽をしています。
久しぶりに「彼女の演奏家としての人生を、一生を見届けたい」と思った演奏家です。

演奏後CD購入者へサイン会がありました。そこで見た彼女は年相応どころか本当に華奢で愛らしい女の子でした。(小林麻央のよう!お人形さんみたいです)
このギャップがすごいです。
関西のみなさんはもちろん、全国、いえ、全世界の方に聴いていただきたい演奏家です。
伴奏の江口さんがまた素晴らしかった!半端なピアノでは彼女の演奏もカタナシですから、”両雄並び立つ”お二人に拍手。
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追記:
彼女は現在ドイツはケルン音楽大学の学生さん。そう、かのザハール・ブロン門下です。
レーピン、ヴェンゲーロフ、樫本大進、庄司紗矢香、神尾真由子・・・綺羅星のごとき門下です。
どのような指導をされているのでしょうね?
使用楽器はストラディヴァリウス1700年製「ドラゴネッティ」
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by felice_vita | 2006-12-11 23:54 | ソロ、リサイタル
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