同僚が出演のため高槻教会へ。
カトリック高槻教会はキリシタン大名として教科書でもおなじみの高山右近ゆかりの教会だそうです。門を入ってすぐ左手には高山右近の銅像が、そして詳しくは不明なのですが教会の内部前方にかかるかの時代らしき絵画もカトリック教会という空間の中にありながら和洋折衷、不思議な調和を作り出しています。ドーム屋根の設計、構造がよいのか音がとても教会らしく?いい感じに響きます。 コレギウム・ヨハネス第3回演奏会 ヴィヴァルディ:グローリア ニ長調 RV589 ドビュッシー:神聖な舞曲と世俗的な舞曲 フォーレ:レクイエム Op.48(1893年版) ソロ:櫻井史明(B)、田村靖子(S)、田中充(B) 指揮 柴田 大 ハープ 山根ひろみ アマチュアの楽団&合唱の演奏会なのですが丁寧な演奏でかえって楽曲をよく理解できました。名曲は演奏技術を超え、気合と愛情、会場と観客によってつくりだされるという典型でしょうか。 ヴィヴァルディでの山根さんのハープの美しいこと!楽団の演奏がはじまりそこにハープの音が合わさった途端、まるで大阪湾にヴィーナスが誕生したかのような神々しさです。ボッティッチェリの絵画をご想像いただきそれを音におきかえてください。もう演奏中終始うっとりしっぱなしでした。 休憩をはさんでフォーレ。 あらためて。 名曲です。フォーレのレクイエム、今回のこのような教会という会場で、小編成で、合唱も大体各パート5人くらいできくのが一番いいかもしれません。フォーレはやはり歌曲の人なのか、本当に丁寧に作られているなぁと思います。ピエ・イエス、うっとり。田村さん、ブラーヴァ。 6月の大フィル定期でフォーレクですがどうなんでしょう、プロのオケに油の乗った旬のソリスト、強化された大フィル合唱団ですからテクニカルな部分はいうまでもなく大フィルに軍配が上がるに決まっていますが、教会で信者の方もたくさんいらっしゃる中で聴くフォーレクは独特のインパクトがありました。大フィル聴かれる(聴いた)方も是非小編成で聴いてみてください。
by felice_vita
| 2007-03-10 22:08
| 国内オケ
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