昨日は色々感慨深く、飲んだくれていたら終電はとうにすぎ・・・タクで危うく隣県まで行きそうになりましたが無事帰宅。
日付はとっくに21日の朝9時前なんですが20日付でアップいたしております。 第407回定期 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 作品30 ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調 作品47 指揮:大植 英次 独奏:オレグ・マイセンベルク(Pf) コンマス:長原 幸太 ピアノのマイセンベルクさん、長身でぱっと見ロシア亡命貴族のようなのですが、演奏が進むにつれエキサイト、コバケンさんやグールドのような、今でわかりやすくいうと男のだめのような演奏スタイルで、ピアノの化身のようでした。とても大きな手なのに鍵盤にのると羽毛になったりハンマーになったり。もっと音の出るピアノはないのか~!今回の楽器はアウトバーンを走るトヨタのようで、ドイツ車の安定感とイタリア車のスピード感を備えた車が与えられたら一体どんな音がでるのでしょう。 前半はマイセンベルクさん指揮、大植さん合奏指揮、という具合にソリストに完全に合わせる演奏の大フィルでした。 後半ショスタコ。大植まつり開幕。 全体的に荒っぽさが見えるものの、低音の弦パートは日本でも屈指、そこはしっかと支えられていました。ヴィオラtutti、まるで1stVnのようなうつくしさ。 いつも思うのですがティンパニ奏者の方、素晴らしい。(打楽器全般も素晴らしい) マエストロの鼓動がそのまま音に表現されているようで、なんでティンパニという楽器であそこまで繊細に表情が出せるのか驚きです。 木管もがんばってました。ただフルート音入りの瞬間にもう少しデリカシーが加われば最高です。難しいところは文句なしなのに平易なところの薄さが却って目立って(言いたい放題だな)。 ともあれ。大植さん、お帰りなさい!!! 昨日のショスタコは聴いた人それぞれが違った感想を持たれるのではないでしょうか。私の周り、年輩の男性が3楽章に入って目頭を押える、ハンカチで涙をぬぐう、といった光景があちこちで見られました。 1日目、熱演ですがまだまだいけるはず。2月公演が飛んでしまい中3ヶ月で登板、そしてファンの大きな期待というのもあり少々緊張気味でしたが、2日目の今日はきっと名演になるのでは。 そして大フィル、巨人=長嶋、大フィル=大植です。どんな名指揮者が振ってもこの関係に勝るものはないでしょう。プラス、大阪の熱い観客ですからね。 ***** ここから先は書こうか(書いてよいのか)迷ったのですが。 いつものように終演後にお店に寄ったら大きな団体様予約セッティング。 なんと!大フィル、関フィル、(恐らくシンフォニカ、もしかしてセンチュリーも?)、事務方がずらり。関フィルなんて飯守さんまでご列席。そして宴たけなわの頃になって演奏終えたマエストロOUE登場。在阪楽団サミットです。すごい光景です。 がんばれ大阪4楽団!
by felice_vita
| 2007-04-20 23:59
| 国内オケ
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