久しぶりにモーストリークラシックのサイトをのぞくとネトレプコの話題が。
知らなかった!2月上旬に結婚&妊娠を発表したのですね。 公式サイト http://www.annanetrebko.com/home.shtml 詳しいアナウンスはこちら=>AP通信 いまもっとも旬なソプラノ歌手だけに、この秋の出産だが、医師の判断がでれば、ぎりぎりまで歌い(ザルツブルク音楽祭はキャンセルらしいが)、出産後も年明け早々に復帰、とか。 36歳ですでに世界のディーヴァ。 デビューが早くてもここまで継続的に上昇曲線を描きかつ有無を言わさぬ実力を持った歌手はそういるもんじゃない。あの美貌だし。(ショパールのグラビアにも出てたぞ) 両親とも歌手だったらやっぱり生まれてくる子どもも音楽性豊かなんだろうな。 話題はそれますが、楽器に比べ日本の歌手教育は遅いですね。 声が落ちついてから、というのもあるかもしれませんが、デビューへの階段を上がっていくのは大学を卒業してからですよね。 その点、海外では高校生くらいの年齢からすでに歌い始めている(レッスン開始というのではなくプロの舞台で)人が半分くらいいるんではないですかね。 中嶋彰子さんがあのように素晴らしく成功されているのは彼女の決断が早かった、適切だったからではないでしょうか。 日本で大学卒業して欧米に渡るのではもう遅い。そこからいったん出来上がった自分の声を再び変えていく、異国の地で、異国の言葉で生活しながら。これ、ものすごくしんどいし日本で受けた教育期間はなんだったんだろうと思う。 もし、「この子は違う」という才能のある生徒さんがいたら「いますぐ○○へ行きなさい」といってあげないと(それはすごく責任を伴うので難しいだろうけど)。22歳は劇場歌手を目指すには遅いと思う。
by felice_vita
| 2008-03-02 11:12
| オペラ・オペレッタ
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