樫本大進&コンスタンチン・リフシッツ デュオ・リサイタル

6時半過ぎで仕事をなんとか切り上げ初台へ。開演10分前には到着。ここって本当に近くって便利。

樫本大進&コンスタンチン・リフシッツ デュオ・リサイタル
2008年6月26日(木)19:00~@オペラシティ
[出演]
樫本 大進(Vn) 使用楽器はグヮルネリ
コンスタンチン・リフシッツ(Pf)

[曲目]
ショスタコーヴィチ:ピアノ・ソナタ 第2番 ロ短調 Op.61 (リフシッツ)
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン・ソナタ Op.134 (デュオ)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第9番 イ長調 Op.47 「クロイツェル」 (デュオ)
※アンコール
ショスタコーヴィチ:クロイツェル・ソナタ

ハプニングが2つ。
まず1つ目。
ショスタコのヴァイオリンソナタ第2楽章で樫本氏ヴァイオリンの弦切れる!!!
うひゃっと2人顔を見合わせ樫本氏下手袖へ。弦も切れるだろうよ、っていう位弦も弓も酷使する曲です。しばらくたって小走りで登場、拍手、再開。さらにテンション上がった感じ!
昔、大フィル&諏訪内さん@フェスでショスタコやったときはじめのところでドルフィンの弦が切れたことがあったが、ショスタコってヴァイオリン泣かせなのか・・・あの時の諏訪内さん、「あらま」って顔で大きなお目目がさらにまん丸になりながらも何事もなかったかのように冷静に舞台袖に引っ込んでこれまた何事もなかったように帰ってきてはじめからスタートしたのでした。

のっけがリフシッツ氏のピアノソロ、それからデュオでショスタコ。激しいというか聞き手も緊張を強いられるので結構疲れる。が、ショスタコの不思議なところは聞けば聞くほど病み付きになるところ。きっとこの2曲も聞き込めば癖になるんだろうな。

休憩挟んでハプニング2つ目。
暗くなっていた会場が明るくなり拍手が起こる。みんな立ち上がって2階に向かってだんだん大きな拍手に。何事?と振り返って見上げると・・・
なんということ!皇后美智子様のお出ましであられましたよ。なんて品のある、、、という言い方自体が下品になっちゃうほど独特のオーラをお持ちでいらっしゃいます。

気分を落ち着けて後半、ベートーヴェンのクロイツェル。

この演奏、すんばらしかった!!!
樫本氏、変幻自在のコントロールというか。リフシッツ氏も継続してまったく容赦ないピアノ(笑)。これぞデュオ。
先日のN響レスピーギがフェラーリなら、このクロイツェルは5月の薫風の中ポルシェのカブリオーレでアウトバーンを気分よく駆け抜ける感じ。ちょっとアクセルに足を乗せるだけで無駄な振動もなく優雅に進むこと・・・
彼自身ドイツが長かったから?ベートーヴェンの素晴らしさが堪能できる名演奏でした。

アンコールのショスタコのクロイツェル、という構成も愉快!
バッハのような、チャルダーシュのような、映画音楽のような、短いながらも切れの良い演奏で、会場大いに盛り上がる。

ブラヴィイですよ~ ご両人。演奏後の2人も男の友情ってなかんじがして。

久しぶりにヴァイオリンのソロ聴いたのですが、やっぱりtuttiとsoloってぜんぜん違う。
聴衆の耳が目が集中する中で、ひとりなり二人なりでそれを受け止め大きなパワーでもって返すのだから。
しつこいけど、ベートーヴェンのクロイツェル、よかったよー
こんなに演奏途中からワクワクして聴いたクロイツェルって久しぶりでした。

カーテンコールも終わり。時に9時20分。デュオリサイタルで休憩ありとはいえ1時間20分です。
熱い拍手、惜しみない賞賛。聴衆も大満足。
会場が明るくなり「もうお帰りよ」の合図。再び注目するは美智子様。拍手でお見送り。
警備も全然厳しくなくてびっくり。

いい演奏会だったな~
オペラシティ、秋にはバルトリもくることだし、会員になるべきか。
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by felice_vita | 2008-06-26 22:18 | ソロ、リサイタル
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