安藤選手、緊張がこちらにも伝わってきましたが、無事通過でなにより。初めての五輪というのはぜんぜん違うのだろう。トリノ出場選手でも初挑戦は結構少なくて驚いている。「日本は世代交代が進んでいない」というが、外国だって変わっていない。今回のフィギュアでも、連続出場、いったんやめたけどまたやりたいといった選手がとても多い。
荒川選手の演技は圧巻。解説の佐藤有香さんもコメントされていたように、スルツカヤ選手よりよかったと思う。真っ赤な衣装は世界の女王の貫禄をアップさせるのにぴったりだった。 だがスルツカヤ選手もすごい。フィギュアでこれまでの歴史でロシアがメダルを取れていないのは女子だけ。今回はそれこそ取れて当然といった国中の期待とプレッシャーもすごいだろう。その中であれだけ完璧にまとめられる強さ。 村主選手。完璧。演技を終わって佐藤コーチの元へ飛び込むなり「あ~っ、緊張した!」。ベテランの強さ。日本人にラテンは無理、なんてとんでもない。終盤にかけてのステップ、観客を誘い込む身振りに目つき。 荒川選手がボギンスカヤなら、村主選手はヴァイオリニストの川井郁子さんか。作り出す世界に誘われる。 村主選手の次滑走だった地元イタリアのコストナー選手。はじめのジャンプで転倒。だが日本だったら会場中に落胆が広がるところがイタリアの観客はこの転倒のあとに「がんばれ、まけるな!」のすごい拍手をしたのだ。ここはイタリアの観客の自国選手に対する温かいまなざしにブラボー。 アメリカの選手は見せ所、アピールの仕方がうまい。これも五輪という場にあっては重要な要素だろう。きれいなだけではだめなのだ。 1位 コーエン 2位 スルツカヤ 3位 荒川 静香 4位 村主 章枝 8位 安藤 美姫 3選手、次はフリー。思い残すことなくすべてをぶつけて滑りきって!
by felice_vita
| 2006-02-22 07:21
| スポーツ
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