2010年 06月 03日 ( 1 )

臨界点を超えると

政権は変わっても首相の辞任速度は変わらず。
ギリシャ、ユーロ圏の財政危機は完全に他山の石なんですね、日本にとって。
もともと国にはさほど期待もしていなかったけれど心のどこかで信じたいという気持ちもあったのに、それも完全にうちけされました。
ここ2,3年、政治ネタについて云々するのもむなしい気分だったのですが、完全に放棄します。
日本が手っ取り早く経済不況で市場を求めるのは外需。
企業の海外生産率34.5%。
そして韓国の官民一体となった躍進を急に倣って、電力プラントに新幹線に架橋の突然の海外進出合戦。
まだまだ日本の空洞化は続く。
内憂外患ということばもすっかり使い古され、政治はどこまでいっても内向きの国。
「愛」の対義語は「憎しみ」ではなく「無関心」というのを教わりましたが、まだ怒るパワーがあるうちはよいのです。
むなしさに包まれ、その気力さえも失い、、、

閑話休題。

最近、オケ・オペラから興味がバレエにシフト中。
前の職場で「SWAN」、「ニジンスキー寓話」、「テレプシコーラ」が回覧され、先日になって初めて「アラベスク」を読んだのですが、目からうろこというのか、1970年代初期にこれだけソビエトを舞台としたバレエ漫画が書かれたということに驚愕。
ベルばらを池田理代子氏が描かれたのは彼女が20代のとき、というのもそれを知ったときは驚きでしたが、「アラベスク」、描かれた当初から40年たった今読んでも猛烈な熱気、勢いを感じます。
舞台となっているのがレニングラード、そう、ゲルギエフ様のマリインスキー劇場がらみ(主役はバレエ学校の学生であり劇場専属ダンサー以前ですが)、そういうこともあって思いっきりはまってしまい、背景、登場人物ひとりひとりの心情が大変細かく描かれていて、何度も読み返して初めてその表情の意味を理解したり、まだまだ興味がつきません。
で、なぜいまさらバレエにはまってしまったのかと考えると、多分主要なオペラハウスはオペラとバレエが両雄並び立っており、これまでオペラサイドに注力していたバランスが、劇場について考えるとそのバレエについて知ることが不可欠ということなのかと。
そして自分自身の美術の嗜好がここ1年弱でルネッサンスものに移ってきており、そこに表現される人間らしさを現代において追い求めると人間の身体、身体表現にいきついたということ。
あと理屈もなにもなく、「ダンスマガジン」でシンデレラに登場した髭面のマチュー・ガニオに一目ぼれしてしまった、ってことですね(笑)。彼の素は私には甘すぎるんですが、口髭の彼はどストライク。

会議は踊る、されど進まず、
されど庶民の生活は別次元で無限に進んでいくのであります。
気がつけばW杯も1週間後だわ。
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by felice_vita | 2010-06-03 08:43 | 日々雑記