<   2006年 09月 ( 33 )   > この月の画像一覧

日本の翼

あちこちのニュースでも取り上げられていたが今日で国産旅客機YS-11が引退。ラストフライトに登場できた人は本当に運がいい!キャンセル待ちは実に180人弱。私は早々に戦線離脱でしたが、うらやましいです。引退機はフィリピンで第二の人生を歩むそうです。(展示だけなら但馬空港にもあったはずですが)
ジャンボ機の快適さもよいですが、小型機は空と自分との一体感がたまりません。高度も低い位置を飛ぶため下の景色がよくみえ、「空を飛んでいる感覚」が味わえます。
JALは明日10月1日でJALと旧JASが完全統合されます。これまで続いた悪イメージが今日のセレモニーで少しでも払拭され、新生JALのテイクオフもうまくいきますように。私にとっては今でもニッポンの翼=JALなので。(昔ジャネット・JがやってたCMは格好よかった!)

宇宙航空部門でも日本での開発は遅れていますが、パーツではありとあらゆる部分に日本企業の技術が用いられています。昨年はNHKでも特番があり、今もWBSで放送されていますが、現在2強といわれるボーイング、エアバス社とも、日本の技術なしには新機種開発はありえません。
パーツも色々ありますが大型パーツを担当する企業の製作プラント、壮観です。工場見学したい・・・
[PR]
by felice_vita | 2006-09-30 23:26 | 日々雑記

第3の感性を持つピアニスト、山本貴志くん

昨日、シンフォニーホールへ山本貴志くんのリサイタルを聴きにいってまいりました。

第15回ショパン国際ピアノ・コンクール入賞記念
山本貴志
デビュー・ピアノ・リサイタル
2006・9・29(金)19:00
ザ・シンフォニーホール
主催/朝日放送

♪プログラム
ショパン:夜想曲 第20番 嬰ハ短調 遺作
ショパン:ワルツ 第2番 変イ長調「華麗なる円舞曲」op.34-1
シマノフスキ:「仮面劇」より シェヘラザード op.34-1
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 op.36(1931年版)
***
ショパン:幻想即興曲 嬰ハ短調 op.66
ショパン:ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 op.35
ショパン:ポロネーズ 第6番 変イ長調「英雄」 op.53
***
アンコール 
・モーツァルト ピアノソナタ第13番 変ロ長調K333より第2楽章
・ショパン 12の練習曲第4番 嬰ハ短調12-4


まず舞台へ登場した彼をみてびっくり、1983年生まれだそうですがプロフィール写真より3歳若く見えます。プロフィール写真は、東幹久の若い頃のようですが、実際の山本くんイメージが全然違いました。どちらかというと”中学生日記”系?です。
そしてピアノの前へ。彼はまず白いハンカチをポケットから取り出し手をふき、ピアノの鍵盤をふき、再び手を。椅子を引きしばし息を整え、黙考の後に第1音が作り出されました。
なんて丁寧な音でしょう。粒が際立つというのとは少し違い、1音1音は丁寧なのに流れるよう。しばしば真珠、宝石のよう、と表現されるショパンのピアノ曲ですが、彼のつくる音楽は1等級の流れ星がひとつ、またひとつ、と濃紺の夜空をよぎるようなかんじ。
シマノフスキのシェヘラザード、初めて聴きましたが、説明文にあるとおりドビュッシーとラヴェルを感じさせます。例えば、どのような曲かを知らない人が”中国の不思議な役人”と聞いてイメージする不思議さとオリエンタリズムを湛えた曲、といいましょうか。名曲です。
ショパンコンクール入賞の彼のデビューリサイタルなのでメジャーなショパンの音楽が並びますが、最もすごさを感じたのはラフマニノフのピアノソナタ。この曲はもはやピアノソナタではなくピアノコンツェルトです。見事な弾きっぷりです。

プログラムに書かれた伊熊よし子さんによる紹介文、
・・・
よく、音楽家がステージに登場したときからその演奏は始まっているというが、山本貴志も登場した瞬間から音楽が聴こえてくるよう。一途で真摯で礼儀正しく温和な雰囲気。だが、魅力はそれだけではない。ピアノと対峙した途端、音楽が一気に天に向かってのぼっていくような熱いパッションが生み出される。
(後略)
・・・
の通り、一途で真摯で礼儀正しいピアニストです。演奏前にハンカチを取り出して汗をぬぐう姿はピアノ界のハンカチ王子?
長野県出身だそうで、それが大いに納得できます。まじめで実直、粘り強い。演奏を終えお辞儀をするのも、まず正面、サイド、クワイア席の全方向へ、角度95度のお辞儀です。

技術力、表現力・芸術性、といったものでは言い切れないまったく別の感性を持ったピアニストという印象を受けました。風を聴くピアニスト、内面的なものではなく自然の美しさを音で表せる才能。
芸術家は年齢ではありませんね。「若いのに」「初々しい」「ピュアな」という枕詞は失礼に当たる気がしました。すでに確立された音楽家です。これからどのような音楽を聴かせてくれるのか楽しみです。

7時スタートで終了したのが9時過ぎ。オケのように自己パート休憩もtuttiもない、一切、手も気も抜けない。
ピアニストの精神力、集中力、体力はすごいです。

追記。
プログラムの構成、これぞショパン!ですが、偶然なのか意識的なのか並ぶ数字が記号的です。
[PR]
by felice_vita | 2006-09-30 12:39 | ソロ、リサイタル

チャリティー自販機

読売新聞に面白い記事がありました。
清涼飲料などの自販機の売り上げの一部を文化振興のために寄付する、その名も”チャリティー自販機”の導入をすすめる条例案が28日の府議会に議員提案で出されるそうです。

*****
「メセナ自動販売機による文化貢献条例案」で公明と府民ネットおおさかが提案。自民などにも協力を求め、来年4月1日の施行を目指す。・・・
(中略)
メセナ自販機には「売上金の一部を文化振興にあてる」と明示、府は寄付金を・伝統芸能の活性化事業、・美術振興事業、・芸術文化団体への補助、などに活用する。
府の推計などによると、府内の清涼飲料の自販機は約15万台で売り上げは年12億本。寄付学を1本2円二設定すれば、1割の協力で年2億4000万円の寄付が見込める・・・
*****

企業(=経済)も政治も東京にいってしまった以上、地方に残るのは文化しかないでしょう。
3つ目の寄付は明らかに在阪4オーケストラを意識していますね。
[PR]
by felice_vita | 2006-09-29 00:08 | 日々雑記

学生オペラ「フィガロの結婚」

大阪音大の学生さんのオペラ「フィガロの結婚」を見てきました。
改めて思いましたがモーツァルトのオペラって長いですね。6時スタートで終わったのが9時半でした。レチタティーボも多いし。昨年はコジ・ファン・トゥッテだったのですが、登場人物が少ないため、幕毎にソリストが変わってもこれは正直つらかったです。
今回のフィガロ~・・・はなかなか頑張っていました。タイトルロールのフィガロ役のバリトン氏はもう少し3枚目になりきれると良いのですが。立ち姿もいいのだけど真面目すぎるというか、なまじ男前だから自分を捨てきれないのかな?ドン・ジョバンニならいけるでしょうが。
今日のイチオシはバルバリーナちゃんです。レチタティーボ、イタリア語の発音も流れるようで美しかった。印象に残る声で、彼女でアリアが聴きたいと思いました。
大音のカレッジオペラハウスは舞台の天井が高く天幕、オケピット、何から何までオペラ専用です。こういうところでお稽古から本番まで出来る学生さんは恵まれています。

オーケストラも学生オケだったのですが、木管がよかったですね。大フィルに入ってくれないかしら。
[PR]
by felice_vita | 2006-09-28 23:57 | オペラ・オペレッタ

声に出して読まれる日本語の難しさよ

論功行賞人事・・・
私は”ロンコウコウショウ”は”論考”あるいは”論貢”の交渉だと思っていましたよ、恥ずかしながら。まさかナントカ賞受賞の賞がつく言葉だったとは思いもよらず。
汚職事件はお食事券、費用対効果は費用対抗化、そのほかにも山のようにある勘違い言葉の数といったら。日本語って難しいですね。まぁ、これだけたくさん漢字の当て字ができるからこそ、最近のようにワードの面白誤変換、なんてのもありなんでしょうが。。。
「マンギョウンボウゴウとは何の船か」「黒船です」と答えた妹のことを笑ってられないよ、姉ちゃんも。
[PR]
by felice_vita | 2006-09-27 23:14 | 日々雑記

壊れかけの~テレビ

昨日の夜からテレビの調子が悪い。
はじめは電波障害かと気楽に捉えていたのだが2時間たっても横縞の数は一向に減らず。ナースあおいちゃんの白衣がすっかり大島紬状態。これはもしやテレビの寿命?とビデオを再生するとビデオ画像もおんなじ。そう、とうとうテレビの寿命がきたのです。
考えれば震災の年に買ったテレビはすでに11年。テレビは購入して何年、というよりもトータルの視聴量で寿命が来るそうで、どうやらそれが今年、昨日にやってきたようです。つい先月、ケーブルテレビの電波調査で「結構年季入ったテレビですね。あぁ、95年製ですか!?」といわれそれまで気にしていなかったテレビの寿命を認識したところ、1ヶ月にして末期症状です。
2011年には地上波デジタル放送が開始となりますが、大阪では既にデジタル放送が始まっています。とはいっても今年度のテレビ買い替えは予算計上していないどころか、完全に想定外。今も幅細の横縞が出ているテレビですが恐らく来週にはご臨終。そうなるとしばらくテレビのない生活になりそうです。夜は構わないのですが朝はテレビがないと困ります。私の朝は5時に10チャンネルオン、天気予報を見て20分のズームインスーパーから始まり家を出るまで完全にズームインのタイムスケジュールでカウントしているため、これがなくなると非常に困る!かといって今テレビを買うつもりもまったくないし・・・困った困った。
あぁ、でもせめて10月4日のオシムジャパン代表戦まではもってもらわないと・・・
[PR]
by felice_vita | 2006-09-27 22:55 | 日々雑記

ヤメル政治家たち

今朝の朝日”天声人語”にも載っていた『病める政治家たち』、私も以前読んだのですが、”病める”イコール”政治的腐敗”のことだと思って手に取ったのですが、本当に病気で病める政治家のお話でした。
小泉元首相の約5年間、時に目の下がやつれ気味かしら、と思うことはあっても毎回マスコミのインタビューの前に現れ続け、任を終えられたのはすごいことです。首相外遊、ことばだけみると優雅なものですがその内容を見ると一般人なら移動だけでもげっそり疲れます。
首相にしろなんにしろ、トップに立つ方の最低条件は健康であることかもしれません。
昨日の小沢・民主党党首の入院の速報には驚きましたが、今日の衆議院本会議には姿が見えました。投票終えるなり病院へとんぼ返りだったそうですが。
民主党は、これから自民党とガチンコ勝負!という時にこういう事態になるとは思ってもみなかったでしょうね。小沢さん、見かけはタフですが。。。
[PR]
by felice_vita | 2006-09-26 21:21 | 日々雑記

○○離れ、××嫌い、お次は△△難民

暗い現実を知らしめるのにはキャッチーな表現が良いのかもしれませんが、時々こういった表現がさらに事態を悪化させているのではないかと感じています。
理系離れ、数学嫌い、理科嫌い、英語嫌い、そして今増えているのはがん難民に今日の新聞で初見の「リハビリ難民」。
確かにこういう現実があり、それを改善しなければならない。
でも、例えば理系離れという言葉が、私は理系離れを促進したのではないかと疑っています。
学校崩壊という言葉も、この登場によって現在の教育現場を知ることはできましたがそれがあたかも殆どの学校がそうであるように思わせ、学校に対する懐疑と同時に敬遠を生んでしまったのではないでしょうか。かつて私の世代では教員になりたくても競争率がひどいところで50倍という超狭き門で、泣く泣く一般企業に就職した友人がたくさんいます。ところが今では大阪などは他府県から現役の先生を引っ張ってくる策をとるほどまでに。教員になりたいという学生も、昨今の学校崩壊、教育現場の混乱、コロコロ変わる制度を目の当たりにして、一気に減ってしまった。昔は「学校の先生になりたい」といえば親に誉められ、あるいは「教員になれ」と親から言われるほどの人気職業だったのに。
このような状況が学校から、今度は医療の現場にも??
患者は地方の診療科の減少、医師不足に不満をもらし、一方医師は産婦人科、小児科に続き脳外科などハードな現場、高度でミスが命とりな現場を避ける。完全なる悪循環です。
マスコミも、衝撃的な報道をするよりも、現実を見据えた上でどう対処すべきかの方策もあわせて述べない限り、単なる大衆紙、ひどくは扇動・混乱を招く原因を作り出す元凶であります。批判の垂れ流しは事態を更に悪化させるだけ。
政治も新聞も、公の発言力をもつ人・機関は、発言するに際し、それに責任が付随してくることを忘れてはいけません。飲み屋での愚痴とは影響力がまったく違うのですから・・・
[PR]
by felice_vita | 2006-09-24 19:22 | 日々雑記

性格が声をつくる?

音大1回生のたまごさんからプロの歌い手さんまで幅広く参加のサロンコンサートに行ってきました。
1回生だと本当にまだまだ笑っちゃうくらい声ができていませんし立ち姿もぎこちないですが、それが2回、3回生と1年違うだけでまったく違います。
今回のコンサートはおなじ門下の方なのでなんとなく声の持つ雰囲気が似ています。でも歌声には性格が出るとか。おっとりしている人はおっとりした声、優しい性格の人は歌声も優しい。
”この先生につきたい”と同門に下る時点で性向が似ている人たちが集まるのかもしれませんね。
今日は聴く方もどきどき、本当に彼が歌い手になるの?だった1回生の彼も来年は驚くほど成長しているのかな。それにしても最近の歌い手さんはビジュアル系多しですね。
現在歌で生活している方はさすが別格でした。10畳ほどのサロンですが、持っていたカバンから見につけていたネックレスにまで、びりびりと声の響きが伝わってきました。
こういう気軽なコンサートもよいものです。
でも、そろそろ本物の文句なしのプロの「これでもか!」という演奏が聴きたい・・・完全に禁断症状が出ています。
[PR]
by felice_vita | 2006-09-24 18:57 | ソロ、リサイタル

皇室典範の早期改正を

朝日新聞土曜版のbeでは毎週、医師の日野原重明さんが”94歳・私の証 あるがまゝ行く”という連載をされています。
今回は”皇室典範の改正を急げ”というタイトル、内容です。少々長いですが、まさにこれに尽きる、と思いますので以下に記します。

*****
 秋篠宮妃紀子さまのご出産は、昨今の暗い事件に心を痛める国民にとって、久しぶりに明るいニュースでした。日本は今なお皇室の行事を大切にする国家なのだということがしみじみ感じられました。
 紀子さまのご懐妊第一報は今年2月でした。政府が女性・女系天皇を容認する皇室典範改正案を国会に提出する直前のことでした。小泉首相は、将来は女系の天皇を認めないと皇位継承が難しくなるという認識を持ちながらも、早々にこの改正案提出見送りを示唆しました。
 このことは、皇室典範改正の実現を期待した国民には衝撃を与えました。
 今回、秋篠宮ご夫妻に男子が誕生したことで、小泉首相はあらためて改正案提出を当面見送る考えを示しました。報道によると、次期首相が確実な安倍官房長官も改正には慎重な姿勢のようです。 
 世界の文化国家の歴史を見ると、女性に対する差別はかなりな速度で改善されつつあります。日本は欧米に比べて、文化や教育のレベルは同水準と自任しているにもかかわらず、男女差別は明白に存在しているようです。
 日本では、女性が男性同様に社会進出することに抵抗感を抱く風潮はいまだに根強く残っているのが現実です。女性のもつ英知、判断力、実行力が正しく評価される日はなかなかやってきません。
 女性は次の時代の子どもを産むという大切な使命を担っていますが、それを仕事と両立させることは日本の社会ではまだまだ難しいのです。
 今ここで、皇室典範改正を断念するのは、非常に残念だと思います。皇位継承の順位決定における性差別を徹底的に排除することは、男女差別撤廃の立ち遅れた日本において、どんなにか重要な意味をもつことでしょう。
 ここで皇室典範を大改正することは、民主主義を官と民の両方において実現させるのを助けるはずです。この件が日本の近代化に必要であると、日本国民の総意として表明することが急務だと信じます。
 過去の法律に縛り付けられているために、社会改革が遅れている日本に、光と希望を投じる良き機会が、皇室典範の思い切った改正によりもたらされることを、日本国民はもっと広く理解してほしいと思います。「善は急げ!」です。
*****

日野原さんのように信奉者が多く、発言力のある方がこのような記事を書かれた意義は大きいと思います。
1点豪華主義、ショートフレーズな小泉首相ですが、私はたったひとつ”オペラファン”という一点のみにおいて彼を支持しましたが、安倍氏の場合は旧宮家復活というこれまたたった一つのポイントにおいて彼を信用できません。小さなことですが、たった1つその人の性質・傾向が如実に現れます。安倍氏のこの示唆は、”男女差別”、”古い世代のかつ皇室支持の特定層の意見を重視する”=>”一般層軽視”、を簡単に連想させ、これから彼が行う政策もその色眼鏡をかけて見てしまいそうです。

ところで日野原重明さん、以前も”第二の日本国歌をつくりましょう”といった内容でかかれましたがこちらもわが意を得たりのものでした。君が代のほかに、スポーツイベント等で国民が一緒に歌って盛り上がることの出来る第二の国歌、実現すればよいのにと思います。
[PR]
by felice_vita | 2006-09-23 20:48 | 日々雑記