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なにわの夏

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ひさびさの大阪です。もっと暑く感じるかと思ったのですが伊丹は北摂、気温のわりには意外に涼やかです。
搭乗機、甲子園に向かう虎ファンが結構いてびっくり。
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by felice_vita | 2009-07-31 14:50

PMFオーケストラ 2009 東京公演

20周年のPMF、節目にふさわしい素晴らしい演奏会。しかもこれまで聴いたマラ5でもトップクラスの名演奏。

2009年7月29日(水)19:00~ @サントリーホール
PMFオーケストラ 東京公演
指揮:マイケル・ティルソン・トーマス(MTT)

ティルソン・トーマス:シンフォニック・ブラスのためのストリート・ソング
マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調

昨年はステージマナーの段階でひいてしまったところがあったのですが、今年のメンバーは真面目で勉強熱心です。前半が終わり休憩で椅子の配置が終わるなり殆どのメンバーが舞台に登場し、楽譜を熱心に見つめたり、何度もさらったり、隣の奏者と音楽的な(らしい)確認をしたり。誰一人不真面目な顔を見せるメンバーがいない。この時点でかなり好印象。
エレガントなマエストロMTT。ダン・ブラウンの『天使と悪魔』『ダヴィンチ・コード』のラングトン教授は私の中では彼こそぴったりはまり役。ロマンスグレーで哲学者風の風貌にメロメロ。話す声もまた素晴らしいですからねぇ、もう。

音楽の話に戻して・・・
すべて綿密に構築され彼の頭の中ですっかり出来上がったマーラーの5番という音の構築物を、そのとおり表現するバトン、そしてそれをきっちりそのまま正確に表現するオケ。どのような音楽を作り出すのか、という共通理解がしっかりできており、指揮を見ているだけで、ほしい音がわかります。
リハーサル、どれくらいされたのか分かりませんが、指揮者の意図が完璧に反映されるオケの反応のよさったら。次はどうする、ではなくしっかり全体像が彼らの頭の中にあり、数小節先まで見通したような演奏というのか、まるで身体が勝手に覚えている、というのか。

シンフォニックブラスのための~は、チケット購入時にはまだ決まってなかった曲目でしたが、今年は金管陣が豊作で、それでこの曲になったのでしょうか。
15分間のこの曲、70分とされているマラ5の前にはちょうど良い長さです。アメリカはやはりブラスの国だなぁ、とこの曲を聴きながら思いました。市民のためのファンファーレ、オリンピックファンファーレ(っていうのか?J・ウィリアムスがLA五輪の時に披露した曲って)、etc。

後半のマラ5の話。
マラ5ってやっぱり名曲なんだな。(アダージェットだけじゃないのね。)出だしのトランペット、完璧。彼女(女性なのだよ「)の演奏、音を外さず吹けるかというレベルではもはやなく、輝きのある音色、歌心のある旋律の節回しは、オペラ歌手でいうところのパヴァロッティの太陽の声とドミンゴの解釈の深さを兼ね揃えたスピント系超特級の奏者です。早々に名門オケに就職できそうだ。
今回は特に金管陣が群を抜いて素晴らしく、後方の彼らの座する一体は黄金地帯と言えましょう。
そうそう、オケの配置は下手に第1ヴァイオリン、上手に第2、反時計回りにヴィオラ、チェロ、そしてヴァイオリンとチェロの後方がコントラバス。弦の後ろは通常通り、木管、そして金管、打楽器が後ろに連なっておりましたが、この配置の効果がまたドンピシャ。見事なサラウンド効果と鉄壁の金管陣の美音を余すことなくホール一体に響き渡らせるにぴったりでした。シンバルもよかったな。
指揮者の役目って大きいわ。MTTすごすぎ。
先日の東フィルとはえらい違いだよ、打楽器に管楽器。
だけどそれをいうなら2月の大フィル定期マラ5は悪い夢だった・・・ 大阪公演ではしり上がりに調子を上げたようだけどあの東京公演、大フィルファンの私ですらどう考えてもいただけない。時間ばかりが気になっていたのに比べ、今日は約75分間の演奏がなんと早く感じたことか。
2月の悪夢を払拭してくれる、会心の演奏でした。

音楽が終わった途端間髪いれずに轟音のような拍手の嵐。大興奮の渦、渦、渦。
一等はじめにMTTが起立させ握手を求めたのがトランペット、なんと女性じゃないか!そして次々紹介されるメンバーにまた嵐のような拍手。冗談じゃなく地鳴りがしてた。
複数回のカーテンコールも終わりお開き、も、出せるものすべて出し切り達成感いっぱい手応え十分のメンバー、互いに握手したり、抱き合ったり。栄光をたたえあう面々。まるでドラマのワンシーン。
舞台上からすべての奏者が消えた後も拍手は続く。それに応えてブルーの上衣に着替えられたMTTが登場。
ブラヴォー、マエストロ!素晴らしい音楽をありがとう!
今日はみんな興奮のあまり眠れないんじゃないだろうか。
(私も眠れないが)

いやはや、素晴らしい演奏会でした。ほんと、近年稀に見る名演奏。

ただ、残念だったのが今年からメンバー表の配布がなくなったこと。あの奏者は誰??というのが分からない。パンフを購入しようと売り場に並ぶも、「本日のプログラムではなく、20周年を記念したものです」「今日のメンバー、載ってないの?」「本日のメンバーは載っておりません」。(でも本当に載ってなかったのか・・・?) この物販嬢、忙しいのは分かるが販売している中身ぐらい知っておくべきだろ。しかもどこぞの国の店員のように木で鼻をくくったような返答、愛想の無さ。忙しさのあまり逆切れしたんだろうけど。「私は物販担当なので、その辺にいる主催者に聞いてください」とか、中身を見せてと頼んだ女性にはぱらぱらと捲って見せるのみ、女性は「そんな距離では中身分からないわ(もう結構)」とご立腹の様子で立ち去るの図。
あぁ求む本日のメンバー表。

今日のコンサートでしばらく音楽は夏休み。上半期の締め括りにこれ以上ないコンサートでした。
後半戦はサイトウキネンでスタート、9月はスカラ、10月はラザレフのプロコ、11月はリヨンにチェコ、末からゲルギー、そして今年も1年が終わっていくのね・・・
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by felice_vita | 2009-07-29 23:26 | 海外オケ

感動と興奮のPMFO のマラ5

いままできいた同オケでも最高の演奏、そして最高のマラ5でした。
会場の盛り上がりも、メンバーの達成感も最高潮、まるでドラマを見ているようでした。
それにしても金管陣凄すぎ。しかもトップは女性じゃん!黄金の金管地帯でした。
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by felice_vita | 2009-07-29 21:22

東フィル 第775回サントリー定期

私はオペラシティ定期会員ですが、仕事の都合&ブラームスはやっぱりワインヤード型で聞きたいし・・・と振り替えを。
オペラシティ、サントリーホールとも同演目ですがいずれも完売御礼。

2009年7月24日(金)19:00 @サントリーホール
東京フィルハーモニー交響楽団
第775回 サントリー定期シリーズ

指揮:チョン・ミョンフン
コンマス:三浦 章広

ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 op.68
ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 op.73

先月末から仕事が繁忙期に入り一昨日の出張でとりあえずピークも一山こえた感じ、それを実感した途端一気に疲労が・・・今日は偏頭痛を抱えながらの鑑賞。
1番ではどうにも体調が悪く感想も辛口になってしまうのだが、まずのっけのティムパニの音色が、この曲に沿わない能天気な音で気分が萎える。1楽章ではまだ弦も音にまとまりがなく、オケtuttiが揃って入るところも少々ばらけて聞こえる。個人の好みの問題だけれど、私の好みでは1楽章はもっとずっしりとしたもの、音の厚み、重厚さを求めたい。(でも東フィルはそういうキャラじゃないといえばそれまでだが)
それが徐々に2楽章、3楽章と進んでいくうちに、音楽が陽になるにつれ、オケの音も研ぎ澄まされてくる。4楽章の弦はボーイングが揃い、各首席がびしばし引っ張る姿に胸がいっぱいに。コンマスは当然として、それ以上に2nd、Vaのトップの方は阿修羅のごとく。
それでも第1番は大満足、というまでにはいかなかった。

ところが第2番。
この曲自体が東フィルにあっているのだろう、1番のヴァイオリンパートの響きと本質的には変わらないのに
2番になったとたん音楽がいきいきと躍動感にあふれ、限りなく少人数で演奏しているかのような粒の揃った
音楽に。まろやかで芳醇。ビロウドのような響き。ようやく東フィルの弦ってきれいだなと思えた。
第4楽章は1番の同楽章以上にエキサイティング、でも品のよさは失わず。
いやはや、2番、まいりました。(が、なにげに管の話題はスルー、、、ていうか書くことがないのだ)

一番これだ!という感想。
サントリーホールで聴いてよかった(笑)。
予習アーカイブでカラヤン&BPO@フィルハーモニーを見てしまい、「この1,2の組み合わせでオペラシティはありえへんやろ」って気分になってしまってたんで、ほんとサントリーで聴けて良かったわ。
実際、どこまでも音が広がるようで、大編成の醍醐味を感じました。
東フィル定期会員になったのは1.友人に誘われた、2.オーボエ加瀬さんを聞きたい、っていう動機だったんだがいまだに加瀬さんがのってはる演奏会とは無縁。。。
チョン・ミョンフン氏、フランスでのご活躍が長いのだし、東フィルの音色もドイツ系というよりはフランス系があうようなので、そっちを聞きたし。もうプログラム決まっているから仕方ないけど。またこれまでの演目知らないが、レクイエムならフォーレが一番合いそうだ。

7月も終わりが見えてきたところでクラシックシーズンもひとまず夏休み。
残すところは来週のPMFのみ。8月末のサイトウキネンまでしばらくクラシックはお休み(のつもり)。
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by felice_vita | 2009-07-24 22:59 | 国内オケ

出張帰り

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期間限定相馬野馬追弁当。美味です。
三段重になっていて2種類の炊き込みご飯がネタも豪華で(ウニみそ、鮭いくら)出張の慰労にはぴったり。

相馬野馬追祭、開催は7/23~25の3日間。明日からなんですね・・・。
このお祭り、起源は平将門の時代までさかのぼるとか。いま歴史、戦国武将ブームらしいのできっとたくさんの歴女が訪れるのでしょうね~

今日は皆既日食でしたが、11時過ぎ、移動中でしかも曇天ときどき雨。関東では部分日食、観測できたのでしょうか。
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by felice_vita | 2009-07-22 19:39

小澤音楽塾オペラ「ヘンゼルとグレーテル」@神奈川県民ホール

まずは小澤さん、お元気そうでよかった!

小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクトⅩ
フンパーディンク 歌劇「ヘンゼルとグレーテル」

2009年7月20日(月・祝)15:00~ @神奈川県民ホール
音楽監督・指揮/小澤征爾
演出/デイヴィッド・ニース
装置/マイケル・イヤーガン
衣装/ピーター・J・ホール
ディレクター・オブ・ミュージカル・スタディーズ/ピエール・ヴァレー
副指揮/齋藤友香理、三ツ橋敬子

管弦楽/小澤征爾音楽塾オーケストラ
児童合唱/東京少年少女合唱隊
児童合唱指揮/長谷川久恵

グレーテル/カミラ・ティリング
ヘンゼル/アンゲリカ・キルヒシュラーガー
ゲルトルート(母親)/ロザリンド・プロウライト
ペーター(父親)/ウォルフガング・ホルツマイアー
魔女(T)/グラハム・クラーク
眠りの精・露の精/モーリーン・マッケイ

オリジナル・プロダクション:ザ・ダラス・オペラ

素晴らしい舞台でした。主役の二人、立ち姿も歌声も完璧にメルヒェンの世界。
B・ボニーのキャンセルによりグレーテルを歌うこととなったカミラ・ティリングを知ることができてよかった。私はまったく知らないソプラノでしたがスウェーデン出身、出身国の大学卒業後1998年ロンドンのRCM卒業とあるので30代半ばかな?2008/2009シーズンでコヴェントガーデンでグレーテルを歌っていたようで、きっと知ってる人はとっくに知ってたソプラノなんでしょうね。(彼女の経歴知りたいばかりにいつも買わないパンフレットを休憩時間に購入) ばら騎士のゾフィーが筆頭レパートリーらしく、ぴったりの声。バイエルン州立劇場でも歌ってる!
キルヒシュラーガーもオクタヴィアンが当たり役だし、この2人で見てみたいなぁ、ばら騎士。
キルヒシュラーガー、ヘンゼル少年にしか見えない。こういう少年、向こうにいるよな~、と完全にだまされまする。ティリングは二つにわけて耳元で結んだ髪型もかわいらしく、立ち居振る舞いもグレーテル。なんて見目麗しい兄妹なんだ。この二人の夕べの祈りの重唱、天国にいるがごとし。いい夢見られそう。
この2人にからむ魔女、両親、妖精もいうことなし。
魔女、テノールバージョン初めて聴きましたが、今回のプロダクションにはMsの魔女よりもTの方が合ってました。

1幕終わりの14人の天使のシーン、あまりにも美しすぎて、神々しすぎて、ぼろぼろ泣いてしまった。
天使役日本人14人ですが、男性の方が多いのにそれが中性的な美しさを醸し出していて頭の後ろに輪っかがみえましたよ。そういえば天使には性別ってないのでしたっけ。

よくできたオペラです。音楽がどこを切っても美しい。題材がグリム童話なので子ども向けかと思われがちですが、子どもが全編にわたって退屈しない、大人にとっては見所、聴きどころ満載。ワーグナーに薫陶を受けているのがよくわかるのですが、メルヒェンの世界。一本捕られたな、ってところか。
メロディーも覚えやすいし、会場を出てからいままでずーっと夕べの祈りのメロディが延々鳴り続けています。
ラストのお父さんが先導して歌う♪子どもたちよ見てご覧~、ミュージカル「ミー&マイガール」のランベスウォーク、この歌からアイディアをもらったんじゃないんだろうか。
(1幕の♪私と一緒に踊りましょう、とおなじメロディーなのに歌い手、シーンが違うとずいぶん印象が違うものです)

とにかく「ヘングレ」初日、大成功でした。
これから東京、びわ湖、愛知でご覧になる方、乞うご期待です。この調子だとサイトウキネンも期待できそう。

県民ホール、春先のトゥーランドット以来ですが、個人的にはオペラは東京でみるよりこっちの方が断然好きです。キャパ、2500弱も入るんですね。舞台も見やすいし、残響があまりないのでオペラみるにはちょうどよい。なにより周辺の雰囲気がよいです。休憩時間に外に出ると気持ちいい!
今日は某脳科学者の方もいらしていたようで(たぶんそうだった)。

そうそう、次回のオペラは2011年3月~4月でフィガロだそうです。
音楽の友800号記念号でも触れられていましたが、小澤さんの後継者探し、難しそう。小澤さんのインタビューで現在世界的に活躍している邦人指揮者として名前が挙がっていたのは大野さん、広上さん、下野さん、大植さんでしたが・・・後継者というにはまだ若すぎるというかまだそこまで余裕がなさそうに思えて。だいたいまだ50代、下野さんなんて不惑になられたところだし。
それぞれ違ったカリスマ性はあるのだけれど、それが小澤さんのように周りを巻き込んで「この人のためなら」という気分にさせられるかどうかというと、、、
今日の終演後、カーテンコールでつくづく感じたのは、小澤さんはほんとうにオペラに関わる人、歌手、楽団員、合唱、スタッフ、そして聴衆、すべての人を愛し、愛され、信頼し、信頼されている人だということ。そしてそこに、「他人からみた自分がどんな風に(格好良く)映るか」というのではなく、心の底からまったく邪気ナシに、本当に音楽を愛しているのが感じられること。
こういうのは年の功、とはまた別物ですよね。
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by felice_vita | 2009-07-21 20:31

白い貴婦人

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日本丸、海王丸総帆展帆です。あまりの美しさに言葉が見つかりません。

Kさまより海の日イベント情報をいただき早めに出かけました。桟橋、埠頭はものすごい人だかりです。1時前についたのですが、ちょうど1時ごろから帆を張り始めたようでこれって1時間近くかかるのだそうですね。私、すとんと落として終わりかと思ってました。
45分で一周する遊覧船にのって見学。
複雑に組まれた梁(っていうのか)、そこに真っ白な帆が少しずつ下りてくるのですがその美しい姿といったら!
船って女性名詞でしたっけ、本当に優雅な姿なのです。
シャッター押し捲り。
ああ、乗船して大航海に出かけたくなります。気分はタイタニック(沈むといやだが・・・)

帆を張り始めて20分。
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埠頭の反対側には豪華客船、ぱしふぃっくびーなすが停泊中。
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初代日本丸
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順風満帆?!
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これは神奈川県民ホールからとったもの。
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by felice_vita | 2009-07-20 14:22

深大寺鬼灯市

三連休の中日も周辺でのんびり。(人ごみが嫌いな上基本的に出不精なので、絶対に都心は行きたくない)
深大寺で鬼灯市をやっているというのでぶらぶらと出かけてきました。ほおずき、漢字で書くと結構すごい字面で・・・

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大輪(?)で色鮮やかな鬼灯です。
子どものころは我が家の周辺にも鬼灯が群生していたのですが今では影も形もなくなってしまいました。久しぶりに鬼灯を見て子どものころを思い出しました。

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真夏でも緑が深く涼しさを感じます。

夕方晴れた空なのに通り雨、きつねの嫁入り?
雨が上がりかけてベランダから空を見上げると大きな大きな虹が2つ。
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今日は土用の丑の日。
晩御飯はうな重を買って帰りました。これからが夏本番、体力つけなければ。
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by felice_vita | 2009-07-19 20:40 | 日々雑記

第28回調布市花火大会

昨年は時期も異なり雨の中の開催、駅の傍から見たと記憶しています。
花火大会、会場はもちろん往復の交通機関の混雑が嫌であまり行ったことがないのですが、地元開催、ドアto会場まで徒歩でも30分弱、散歩がてらいってきました。
布田会場、多摩川会場の2箇所あるのですが、帰りが楽そうなので多摩川へ(間近にみられるのは布田です)。
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河川敷に降りた途端、まるで千と千尋の神隠しで出てくる、船着場~お店が並ぶ街道沿いのようにびっしりと露店がならび、そしてそこを埋め尽くす人、人、人。何人くらい来場していたのでしょうか。昨年が25万人、悪天候の中でしたので、今年はそれよりも多いのでしょうね。

それでも布田方面に進むとそこそこスペースもあり座れそうな場所を確保してのんびり鑑賞。
12000発、47企業・団体が協賛。想像以上の規模に驚きました。

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とにかくすごい迫力、星降る夜空、という表現がありますが、ありとあらゆる流星群がまとめてやってきたような壮麗な美しさ。歓声が驚愕の声に。心の底から自然にわきあがる感情に胸がつかえてきました。
興奮、そしてそれを多くの人と「美しい」「すごい」という共通した感情をもちながら同じ空間に存在していることになんだか感動。
花火が消える瞬間にぱらぱらぱらぱら、、、と飛び散る火花は、ソメイヨシノの散り際を想起させます。日本人の独特の、散り際の美学ですかね。
最近の花火の進化ぶりも驚異。ハート、鬼太郎のキャラ、ミッキーマウス、スマイル、ドラえもん、etc。。。
職人の心意気を感じました。
音楽と花火のコラボレーション、興奮します。でも怒涛のように連発される花火そのものの破裂音のほうが、人の心をとらえるのかな。

この不景気の中にありながらこれだけの規模で楽しみを提供してくださった協賛企業、団体、ボランティアのみなさまに感謝です。駅からの経路、南北にはしる道路をほとんど車両通行止めにしている徹底ぶりもすごい。よく考えられています。
無料スペース観覧者はせめて心づけ程度でも協賛金として感謝の意を表すべきでしょうね。有料席の最安が確か2000円くらいなのでその半分~4分の1でも一人ひとりが寄付すると結構な金額になりそう。映画1回分を考えると安いもの。
河川敷は涼しく、夏の夜のイベント、開放感抜群。周りにも結構一人できている人がいて、思い思いに楽しまれているようでした。スポーツのように点をとるためにチームを応援するとか共通した目的がないところで、花火というのは、(音楽にしても)、花火という対象をどう楽しむか、どう感じるかは本当に各々違う私的なものなので、これは大勢で見に行くもよし、一人で見に行くもよし、というところがなんか気楽で居心地いいです。もちろんスポーツ観戦は違った楽しみで燃えますけど(お盆に東京ドームにいきますが、嗚呼阪神タイガース・・・)

花火っていいものですね~
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by felice_vita | 2009-07-18 22:07 | 日々雑記

新日本フィル第448回定期@トリフォニー

2009年7月11日(土)15:00@すみだトリフォニーホール
新日本フィルハーモニー交響楽団
トリフォニー・シリーズ
第448回定期演奏会

シュミット:オラトリオ「七つの封印を有する書」

ヨハネ(T):ヘルベルト・リッペルト
ソプラノ:増田のり子
アルト:加納悦子
テノール:吉田浩之
バス:クルト・リドル
オルガン:室住素子
合唱:栗友会合唱団
合唱指揮:栗山文昭

指揮:クリスティアン・アルミンク
コンマス:西江辰郎

聴いたことのないシュミットのオラトリオ。そして私、オラトリオでは聴いているうちに意識が遠のいていく可能性もあり、今日の定期はどんなもんかと思っていたのですが、大正解、大成功だったと思います。
まずヨハネ役のテノール、リッペルトさんが素晴らしい。(私の好きなテノール声直球ど真ん中、球速160キロ)
清明で柔和、高音も余裕があり、しかもすごい声量です。あちこちの歌劇場できっと毎日のように歌っており歌うことが仕事。職業歌手というのは彼のような人のことをいうのでしょう。声の伸びが違う。
歌いっぱなしだし、メロディーの音の跳躍、そして次はこの音に行くだろう、という予想を裏切るものだから、これは大変。(いきなり飛ぶ高音は気持ちピッチ高めにとってる?)
ですがたった一人でバックにオケ、合唱が控えていてもものともせず。1対1で対等にどころか時には声の方がボリュームと存在感が上回る。
キャリアスタートをみるとウィーン少年合唱団とある。神から与えられし喉、まさに歌に選ばれたテノールですな。

そしてオルガン。
この曲、オルガンのためだけに書かれる音楽よりもオルガンパートに力が入っており、朗々とホールいっぱいに鳴り響くオルガンの荘厳な音色に背筋がぴしっとなります。室住さん、神がかりです。

あとは合唱、オケともバランスよし。合唱がんばってました。特に第2の封印の合唱、壮絶でした。(合唱好きは歌いたい1曲だろうな。ディクション、大変そうだけど)
そして淡々と粛々と冷静に、七つの予言の書を俯瞰するようなアルミンクのタクト、この曲にぴったりあっていたと思います。

「七つの封印を有する書」、プログラムの解説を読んでも脳が理解することを拒否して頭に入らないのですが、音楽がはじまるとそんなことどうでもよくなって、非キリスト教徒なりの楽しみ方で音楽にききいりました。
一大スペクタクル、まるでハリウッド映画のような迫力です。映画のテーマ自体もありそうですし。(そういえば昔、第七の予言って映画、ありましたっけ。デミ・ムーアだったかな)
音楽のはじめ、序文で流れる音階がエピローグでも流れ、いずれもヨハネの「私はヨハネ・・・」ではじまり、終わる。行きて帰りし物語、か。
最後は盛大なアーメンの大合唱・オケtuttiの大音量、大団円で終了。
指揮の手が完全に下りきっても息を潜めたまま長い静寂。
お見事でした。
2009年のトリフォニー・シリーズの最後にふさわしいプログラムでした。

録音もはいっていてようで、来年春発行予定。
買って損はないでしょう。
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by felice_vita | 2009-07-11 19:18 | 国内オケ