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読売日響第485回定期@サントリー

読売日本交響楽団 第485回定期演奏会
2009年9月30日(水)19:00 @サントリーホール

指揮:スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ
コンマス:藤原浜雄
モーツァルト:交響曲第41番 ハ長調k.551<ジュピター>
ショスタコーヴィチ:交響曲第11番 ト短調 作品103<1905年>

前半、キュートなモーツァルトのジュピター。オフィスの引越しやら外勤に重なって仕事もピークに突入、なんだか疲れ気味でサントリーホールに向かったのですが、モーツァルトで夢うつつ、このおかげで休憩挟んだところで気分もすっきり。
後半、ショスタコ11番、トランペットソロが2度ほどすべったところもありましたが、あの緊張感漂う箇所ではほかの楽器でもソロを演奏するのでさえがちがちでになるでしょうし、あまり気にしないことにしませう。
とにかくスクロヴァチェフスキさんの指揮にこれでもか、と応える読響。特に打楽器(パーカッションとシンバル)が要所要所をしっかりと締めて(煽って?!)、tuttiでの爆発的な音楽も隅々までコントロールされており心地よいの何の。力強いことこの上ない。
イングリッシュホルン(オーボエと勘違いしてました。違いのわからない女です)はまろやかで、なのにかなーりの大音量、どうやったら両立できるの。
曲が終わってから一番に起立指示あったのも彼でした。
どのパートもノリノリ、あとやっぱヴィオラ陣だよな~ 弓の上げ下げ、かっこええ。

鳴り止まない拍手。スクロヴァチェフスキさん、86歳。何度も舞台に呼び出され、最後はコンマス藤原さんを引っ張って全員お開きよ。
それでも拍手はおさまることなく、ラストお一人で登場されたのでした。
ショスタコ聴きながらスクロヴァチェフスキさんってハリー・ポッターに出てくるダンブルドア校長みたいだなぁと。
みんなに気を配りながら、みんなに頼られて、実力もあり、身体を張ってチームを守る!
2010年3月をもって常任指揮者を退任。
ラストは3月、ブルックナー8番!
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by felice_vita | 2009-09-30 23:59 | 国内オケ

東フィル第48回東京オペラシティ定期

スカラ座の次に聴くコンサートなのであまり気乗りがしなかったのですが足を運んで大正解。
東フィル定期前期4回中、私的にはベストパフォーマンスです。

東京フィルハーモニー交響楽団
第48回 東京オペラシティ定期シリーズ
2009年9月24日(木)19:00~

指揮:ミハイル・プレトニョフ
チェロ:趙静
コンマス:三浦章広(1曲目はネイサン・ギエム)

ラフマニノフ:交響詩「死の島」op.29
カバレフスキー:チェロ協奏曲第1番 ト短調 op.49
 アンコール:カサド 無伴奏チェロソナタより第3楽章
グラズノフ:交響曲第6番 ハ短調 op.58

1曲目、出だしからいきなり惹きつけられました。スイス生まれの画家アルノルト・ベックリンの絵画「死の島」を題材に作られたというこの曲。なるほど、確かに想像力を欠きたてられる作品です。
f0041305_23101821.jpgロシアの作曲家らしい音楽を、さすがロシアの指揮者がぐいぐい引っ張ってロシア独特の狂気と正気のギリギリ感満載の作品に仕上げています。
この夏から団員に加わられたらしい(現在試用期間中?)ネイサン・ゲイブさん、華があり求心力のあるコンマスでこれからがとても楽しみ。まだ20代半ばだそうですが、貫禄は十分、この1曲目は彼の力も大きかったのではないのかと。

2曲目はきっとおじ様方は目を皿にして食らいついていたのでしょうね、趙さんに。私はあまりチェロのことはわからないのと「死の島」にノックアウトされてしまってこの曲、あまり集中してなかったです。

3曲目。
これもロシアらしい!自分がロシア音楽が好きなためノリノリで聴いてました。今回は弦も管もバランスよく最後まで集中力が途切れず、キレのある、また深みのある音楽を聴かせてくれました。(私の好みでは高音弦はもっと鳴ってもよかったかも)
前回7月はチョン・ミョンフン氏のブラームス1,2、”チョン氏なのだから”という先入観と、今振り返ると、これはよい音楽だと思いたかったため、自分で気持ちを高めて聴いていたところがありました。
今回はそういう先入観もなにもなく、(なんてったってPMFからこっち、名演奏が続いていたので)期待もそう高くない中で聴いた定期だったので、いきなり馬鹿にするなよとガツンとやれたかんじ。
ああ、4度目にしてようやく定期会員になった見返りを得られた気がします。
オーボエで待ってましたの加瀬さん登場だったし。

とはいえ4回の定期で通算では1勝(本日)、1敗(4月定期)、2引き分け(6,7月定期)。
投資しただけのリターンを得られているかというとそれは・・・なので。。。
次回は11月のチョン・ミョンフン氏のブラームスなのだが思い切ってオーチャードの無名の指揮者の方に振り替えてもらおうかと思案中。世間的評価、名声と個人の好みって一致しないもんだからねぇ。ルドヴィーク・モルローさん、現存する唯一の予習可能CDがNYヤンキース松井の応援歌(チラシ情報)っていうのも、逆に気をひかれるところでございます。
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by felice_vita | 2009-09-24 23:04 | 国内オケ

あっという間

5連休、朝一のフライトでしたが地元空港はかなりの混雑。9:20には羽田に到着、10時過ぎに自宅にたどり着きました。まだ混雑前だったのですいすい。

スカラ座を見て2夜連続、アルファロメオで高速をぶっ飛ばす夢を見ました。。。 めったにしない運転をしたくなり実家では結構乗りました。(アルファロメオではないですが)
高速は結構混雑してたのでしょうが、和気~備前~牛窓への東への道は2号線、ブルーラインともずいぶん車が少なく、市内から1時間弱。快適なドライブでした。

お天気もよく、訪れた名所それぞれ思いっきり楽しんできました。備前焼の里では作家、窯元マップを片手にあちこち徒歩でまわりましたが、こういう楽しみ方ができる町だとは知りませんでした。

牛窓のホテルリマーニ、いまも変わらぬサービス、新鮮な食材、美味な味付けとコストパフォーマンスの良さ。ここのパスタは岡山でもかなり高ランクだと思います。私がこの日食したのは、魚介のたらこソースのパスタ。新鮮なえび、貝柱、あさりがざくざく入っていてぷちぷちたらこもどっさり。食べても食べても魚介がでてくる!今思い出してまた食べたくなってきました。
景色もいいですし、お天気のよい日は最高です。
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by felice_vita | 2009-09-23 11:01 | 日々雑記

いちぢくジャム作り

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5連休も明日でおしまい。今日は午前中は庭の手入れ、雲行き怪しくなった午後は、水羊羹やら、毎朝大量に採れるいちぢくでジャムを作ったり。実家でアグリツーリズムを楽しんでいます。
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by felice_vita | 2009-09-22 18:03

日本のエーゲ海

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備前で窯元めぐり、これからリマーニで遅いランチです。
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by felice_vita | 2009-09-21 15:06

閑谷学校

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世界最古の庶民のための学校、です。
中学校一年で研修にきて以来。こんなに見応えあったとは。
入場料300円は安すぎませんか。

秋になると聖廟の前に並ぶ一対の櫂の木が見事に紅葉し、夜はライトアップされます。

f0041305_10412142.jpg校門です。








f0041305_1042340.jpg見事な石垣です。長さは765メートル、学校のまわりをぐるりと囲んでいます。








f0041305_10423552.jpg学校の創始者、池田光政公を祀る閑谷神社、池田家の家紋、揚羽の蝶の瓦です。








f0041305_1044862.jpg講堂の内部。ぴかぴかに磨きこまれています。私もここで講話を受けた際には雑巾がけしました。”曽子曰く、われ日にわが身を三省す・・・”だったかな。今は忘れてしまいましたが暗唱しましたよ。
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by felice_vita | 2009-09-21 11:57

激混み羽田

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最後の夏半休とって帰省。この混雑は年末の成田並み。
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by felice_vita | 2009-09-18 14:41

ポルカの国

シルバーウィーク明けにオフィスが移転するため今週は引越しの片付けで大忙し。
スカラ座は本日が千秋楽。もう一度行きたかった・・・

ウィーンフィルのFM中継、べートーヴェン7番の第4楽章の途中にぎりぎり間に合う。
でも最後の部分しか聴かなかったせいか、ベートーヴェンよりもアンコールのポルカのほうがウィーンフィルらしさが出ていてよかったな。音の切れが違う!

ヘルメスベルガー:軽い足取り
J・シュトラウス:雷鳴と電光

今回の模様は11月6日(金)NHK芸術劇場22:30より放映とのこと。
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by felice_vita | 2009-09-17 20:50 | 海外オケ

最近読んだ本

イタリアを意識してたわけではないのだが、積読本を手に取ったタイミングがぴったりスカラ座来日。

キャスリン・マゴーワン『待ち望まれし者 愛の書 イエスによる福音書』(ソフトバンク文庫)

カノッサの屈辱で有名な教皇グレゴリオス7世とハインリヒ4世、その仲介として歴史ではチラッと姿をみせたトスカーナ女伯マティルダの人生を、マグダラのマリアから脈々と受け継がれるイエス・キリストの愛の教えにからませ、現代の主人公の人生と交差させる、フィクションだがそれだけではない名作。
ダン・ブラウンの『天使と悪魔』、桐生操『王妃カトリーヌ・ド・メディチ―ルネッサンスの悪女』なんかと合わせて読むとイタリアな空気をどっぷり味わうのにベスト。
フランスのシャルトル大聖堂に行ってみたくなる。そして永遠の都ローマ、じっくりテーマを絞って訪れてみたいもの。
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by felice_vita | 2009-09-13 07:50 | 読書

2009 スカラ座来日公演 「ドン・カルロ」

スカラ座は世界最高峰のオペラなり。
演目に敬意を表しスペイン料理店でアフターオペラの余韻を楽しむも圧倒され興奮しすぎて言葉がない。ただいま帰宅。
当分本邦発信オペラは聴けそうにないっすよ。

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ミラノ・スカラ座『ドン・カルロ』全4幕
指揮:ダニエレ・ガッティ
演出・舞台装置:シュテファン・ブラウンシュヴァイク
衣装:ティボー・ファン・クレーネンブロック
照明:マリオン・ヒューレット
合唱指揮:ブルーノ・カゾーニ

フィリッポⅡ世:ルネ・パーペ
ドン・カルロ:ラモン・ヴァルガス
ロドリーゴ:ダリボール・イェニス
宗教裁判長:アナトーリ・コチェルガ
修道士:カボール・ブレッツ
エリザベッタ:ミカエラ・カロージ
エボリ公女:ドローラ・ザーシック
テバルド:カルラ・ディ・チェンソ
レルマ伯爵:クリスティアーノ・クレモニーニ
国王の布告者・カルロ・ボージ
天の声:イレーナ・ベスパロヴァイテ
フランドルの6人の使者:フィリッポ・ベッストキ、アレッサンドロ・パリャーガ、エルネスト・パナリエッロ、
ステファノ・リナルディ・ミリアーニ、アレッサンドロ・スピーナ、ルチアーノ・バティニッチ
※代役ニュースをきいて「ええっ」て思ってたけど、ダブルキャストがシングルキャストになる程度。かつミラノの本公演と違うのはフィリッポ2世がF・フルラネット→R・パーぺな位で(私にはこっちのがうれしい)最高の布陣での来日。

f0041305_652512.jpg一番期待のルネ・パーペさま、2年前聴いたベルリンのとおり、すっかりフィリッポ2世はレパートリーです。「王妃は私を愛していない」、涙なしには聴けませぬ。
キャストは全員すごかったけど(なんてったってタイトル・ロールが一番平凡に聞こえたんだから)群抜いてたのはエボリ公女。ロドリーゴ&ドン・カルロの3重唱では頭3つはリード。男性2人たじたじ。すっごい迫力。ヴェールの歌の歌いだしで既に違い、声が一人抜けてました。第1声で、ポーン!と風船が破裂するような。破壊力メガトン級の声。全音域どこをとっても文句の付け所がない。王妃に懺悔したあとのアリアは独壇場。拍手が自然に出てしまう。
が、なんというか、アナウンスで「音楽が完全に終わるまでは拍手はお控えください」に萎えましたよ・・・これってどうよ!?なんかすっごいつまんないよ。オケの演奏会ならありだけど、オペラでこれはなしでしょ。歌手が歌っていてもすばらしけりゃ最後の声とかぶるようにブラヴォーとか拍手かぶるのが普通だと思うのだが・・・

そしてオケ。ヴェルレクもすばらしかったけど今晩はそれ以上、どころかまったく別人。
指揮が違うからか、もうよく鳴ることといったら・・・ため息。マエストロ・ガッティ、次期スカラ座音楽監督に一番近いでせう。
東京文化会館、音響いいですね。オペラやるには変な残響がなく、新国より好きだわ。舞台も見やすいし。3年前に夢遊病見たのだけどそこまで印象に残ってなかった。。

イタリア・オペラでは群を抜いてすきなのがこのドン・カルロなのですが、今回見て、やっぱりタイトル・ロールのドン・カルロはキャラクター的にダメダメ(性格が)、ヴェルディが力を入れたのはフィリッポ2世とかロドリーゴとか宗教裁判長とか脇(非タイトルロールで非ソプラノ&テノール)なんだなぁと実感。ともに生き、ともに死のうの2重唱は何度聞いても名曲だがアイーダの「清きアイーダ」と同様、幕開けから割りと早い時期にあるので歌い手にとってはまだ喉も温まってないうちだから結構きついよなぁ、、、

f0041305_9162279.jpg(この写真はスカラ座のWebsiteから拝借)スカラ座ですごいのは色彩感覚。担当者氏名を見るからにはドイツとかスイス人みたいだが。。。日本人はもちろん、非イタリア人では到底無理な美しい色彩感覚に今宵も酔いました。シンプルなのにとことん美しい。これぞ美学!
可能なら明日も見に行きたい・・・
ほんま、ありがとう、スカラ座!「オペラは人生を狂わすよ」と忠告されたのにもかかわらずはまってしまったが、スカラ座のオペラは「見てしまった」というのにふさわしい衝撃。ますますラ・トラヴィアータな女になってしまふ。





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帰りし、10分ばかり雨をしのいで上野出発。でもオケの皆さんはハケが早くって同じ電車にもヴィオラのイケメン奏者が!”すばらしかった”と口だけでつぶやいたところ”Grazie!!”の声。私は神田で中央線乗り換えだったんだけど、そこでも盛大に手を振ってくれて「明日もがんばってね!」と声をかけたところ、通り過ぎる電車の中からずっと手を振ってくれてて感涙。。。なんて人懐っこいんだ!
イケメンに弱い私。明日もし見にいけたなら(予定あるから無理だけど)イケメン一人で5万円を稼ぐ奏者だわね。
イタリアってすばらしいわ!!!
私の年末計画、限りなくイタリアが有力ですよ。スカラ座、オペラはないけどバレエで春の祭典、指揮はハーディング!
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by felice_vita | 2009-09-13 00:33 | オペラ・オペレッタ