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倉敷の品格

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昨年のGWも倉敷美観地区に出かけましたが、今年も5月5日こどもの日に美観地区へ。
母に誘われ、倉敷市立美術館でこの日曜日まで開催されている「アーツ&クラフツ イギリス・アメリカ ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで」をみに出かけてきました。
この美術館は丹下健三の設計、天井は高く、空間がたっぷりとあり、いわゆる打ちっぱなしなのですが開放感といっしょに不思議なくつろぎを感じさせてくれます。
展覧会ではクイズ方式で作品をじっくり観察する仕組みがとられており、クイズの全問正解者にはプレゼントが。母と一生懸命、図柄を探し、プレゼントに池田遙邨の絵葉書をいただきました。大人でも真剣になりましたよ。

美術館を出て道路を渡ると倉敷国際ホテル(高校時代、春休みに女子生徒のみここで”テーブルマナー講習会”を受けさせられましたが、今ならもっと楽しいだろうな)、そのとなりが大原美術館の中庭につながっていて、大原美術館は館外は公共のフリースペースになっているのでここでくつろぐ人もたくさんいます。日本庭園もあり、あずまや、ベンチもそこここに設置されていて癒しの空間です。

美観地区はさくら、柳、もみじの青葉が通り一帯に広がり緑がとってもまぶしい! 周辺に邪魔になるたてものもないですし、人ごみはすごくても都会とは比べ物にならない数ですし、なによりも流れている時間の早さが違います。

本当、倉敷ってよいところです。
城山三郎著『わしの眼は十年先が見える―大原孫三郎の生涯―』を読んで訪れると、さらに楽しみが倍増します。いまだに脈々と受け継がれる大原孫三郎氏の心意気!現在の混沌とした時代こそ、先を見通した計画、政策が必要です。
by felice_vita | 2009-05-07 21:56
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