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第8回ストラディヴァリウス サミット・コンサート2009 Bプロ

ウルトラ・スーパー・弦楽アンサンブル集団!2009年で一番のコンサート!

2009年5月25日(月)19:00@サントリーホール
ストラディヴァリウス サミット・コンサート2009

演奏:ベルリン・フィルハーモニック・ストラディヴァリ・ソロイスツ
プログラムB
モーツァルト:ディヴェルメント ヘ長調KV138
スーク:管弦楽のためのセレナーデ 変ホ長調 作品6
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「和声と創意の試み」より「四季」
<アンコール>
グリーグ:ホルベルク組曲より第1楽章
チャイコフスキー:アンダンテ・カンタービレ
チャイコフスキー:弦楽セレナーデより第2楽章 ワルツ

<ヴァイオリン>トーマス・ティム(BPO,2ndVn,第1首席)、ゾルタン・アルマジ(BPO)、
リューディガー・リーバーマン(BPO)、スタンリー・ドッズ(BPO)、セバスティアン・ヘーシュ(BPO)、
ベルンハルト・ハルトーク(元BPO、現DSO第1コンマス)、アレクサンダー・イヴィッチ(BPO)
<ヴィオラ>マシュー・ハンター(BPO)、ヴァルター・キュッスナー(BPO)、
<チェロ>ルートヴィヒ・クヴァント(BPO、第1ソリスト)、クヌート・ウェーバー(BPO)
<コントラバス>ヤンネ・サクサラ(BPO、第1ソリスト)

ディヴェルメントでは温かみの溢れる、芳しい音色。
スークでは昔語りを暖炉の傍できくような落ち着きと安心感。
そしてそして。
ヴィヴァルディでは、もう・・・ 一線を越えてしまった音楽!
超クラシック。
スリリングでエロいのだ。
季節ごとにソリストが替わり、これでもか、これでもか、と攻めまくる。
楽器はすでに身体の一部、その技術をして観客を泣かせる0.1歩手前で引きとめて泣かせてくれない。
聴き手を音楽にゆったり身を任せさせるのではなく、ナマの演奏の場にいることを意識させながら拷問的にf踏み絵のようにスコアに目を向けさせる。
こんなん、ありなのか!?!?
恍惚のThe Four Seasons。
銘器ストラディヴァリウスを手にしたヴィルトオーゾ集団の演奏は神がかりというよりも魔王的。
もう、どうにでもして~というかんじ。

やばいよ、こんなん聴いちゃったら。
これからクラシックをどう聴いたらよいのだろう・・・

プログラム終わったところで20:50.そこからアンコールで終わったら21:15.
出し惜しみなし。

幕間もそうだったが終演後も、まるで集団ヒステリーにかかったかのように公演プログラム(2000円也)とCDが売れまくっていたのだった。
興奮の一夜。
すごいもんです。
by felice_vita | 2009-05-25 23:12 | 海外オケ
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