4月のブロムシュテットさん以来のN響を聴きにいってきました。
(先ほど帰宅してTVつけた途端ヨルダンに1点入れられた!!!<アジア杯) 2011年1月9日(日)15:00@NHKホール ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番ハ長調作品15 チャイコフスキー:交響曲「マンフレッド」作品58 指揮:ワシーリ・ペトレンコ ピアノ:小菅優 コンマス:篠崎史紀 まずは指揮のペトレンコさん、1976年生まれ、生まれも育ちもレニングラード。この年代の生まれのロシアの王道ともいえる教育を受けられ、2010年6月にはグラインドボーンで「マクベス」デビュー。オペラもOKな指揮者なんですね。長身細身で歩く姿もかっこよいですし、N響初登場ということですが、ますます人気が出るのでは。演奏もよかったからね。真摯で明確、オケがとてもよくコントロールされているというか、コントロールを感じさせないのに演奏に明確な意思があり、パートのバランスが非常に良かった。 小菅さん、いいですわ。彼女のこの曲を公演奏したいという音楽観が(こちらも)明確で、指揮、オケとの相性がとても良かったと思う。 彼女の演奏は芯がくっきり通っているというのか、しっかりと地中に張った根があって、のびのびと青々とした枝葉がのびているかんじ。 各楽章では、オケとの掛け合い、バランスを大事に、そしてカデンツァでは本領発揮、彼女の著書にありますがまさに”情熱のカデンツァ”。 この歳で貫禄すら感じさせる、これから先がますます楽しみなピアニストです。 マンフレッド、初めて聴きました。 「名曲」「有名曲」と言う意味ではなく、チャイコフスキーらしさがてんこ盛り、これがチャイコフスキーだ、という名刺代わりの1曲かな。 それにしても今日のN響はよかったな。オケにまとまりがあり、各パートの役割が明確。
by felice_vita
| 2011-01-09 23:34
| 国内オケ
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