続けざまに発生した台風7~9号は異常な暑さだけをもたらして見事に関西を迂回していった。
そして台風10号、こちらの針路もかなりおかしいものだが、それでも九州各地に大雨と被害をもたらして通過。私の実家周辺などは雨が欲しいのに降らない、水不足を案じている位なのに、本当にこの差がなんと大きいことか。 ところで表題、嵐を呼ぶ父娘(おやこ)とは私と父のことです。 父は若かりし頃から大変な雨男、それも雨を通り越して嵐を伴う男で、「○○に出張」となるとそれまで何もなかった気象図に突如として低気圧、前線、台風が発生し、父に同行。それも半端じゃない規模のものばかりで、我が家では父を「嵐を呼ぶ男」と呼んでおりました。年を取るとともにそのパワーも弱ってきたかと思っていたのだが、どうやらそれは年を取って出張回数が減っただけのことであったもよう。今日久留米での会議のために出かけたところ、やっぱり福岡に台風を呼び寄せてしまったみたいです。 台風10号、引き続き日本海を北西にのろのろ動いているみたいだけど、明日やっぱり父と共に家路に向かうのでしょうか。。。 父の血を強く引いてしまったような私、そういえば昔から行事の度に大雨でした。「もしかして、私も”嵐を呼ぶ女?”」という自覚が出てきた頃にはかなり症状(?)も重く、行事中止、フライト欠航がぞろぞろ。極めつけは2002年8月のエルベ川大洪水。100年に一度という大洪水に単なる旅行者であった私は見事に遭遇、軍隊のお世話になってホテルを脱出、たどいついたドレスデン北駅も大混乱、発着ボードの掲示がどんどん消える、水かさが増す、そんな中、試験的にライプツィッヒに向けて1本だけ走らせるらしい、という電車に乗ることができ、ライプツィッヒでベルリン~ウィーンの夜行列車に乗り夜中の3時ごろにニュルンベルグに到着。そんな時間にもかかわらず駅まで迎えに来てくれた友人。 今でも「100年に一度の洪水にあった日本人だからね」と、会うたびにこの話題になります。 あの時ほど、人間の土壇場力、優しさ、を感じたことはありません。同時に海外行くなら現地語の日常会話程度は出来ないといざという時に大変困る、ということも肌で体験、帰国するなりラジオ講座を聞きはじめ翌春ゲーテに通ったのでした、3ヶ月だけ。。。(でもゲーテのメソッドは大変しっかりしており、ドイツ語を本気で学びたい、急遽海外赴任が決まってしまった!また留学予定の方には自信をもっておすすめします。) 話が逸れましたが、私の嵐を呼ぶ力は”油の乗った”年頃に近づくとともに強くなっている気がします・・・ 願わくば同行者がいる場合、迷惑をかけることだけは避けたいもの。 嵐を呼ぶ男である父に対して、母は超のつく晴れ女。この夫婦が旅行にいくと、出発当日の明け方まで大雨、自宅を出ると霧雨、現地に着くと太陽が顔をだし行程中はずっと晴れ。 母は強し、です。 追記: 先ほど母から電話があり、「梅雨明け以来、初めて雨が降った」そうです。
by felice_vita
| 2006-08-18 22:37
| 日々雑記
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