大植さん降板の大阪フィルハーモニー交響楽団第405回定期です。
モーツァルト 交響曲第40番 ト短調K550 チャイコフスキー 交響曲第6番 ロ短調 作品74「悲愴」 指揮:クラウス・ペーター・フロール 演奏;大阪フィルハーモニー交響楽団 コンマス:長原幸太 クラウス・ペーター・フロールさま、プロフィールのお写真ではバレンボイムばりの容貌の方と思いきや、指揮台に立った方の風貌は西欧コスプレした大植さん??? 大植さん降板の影響はファンならず大フィルにとって相当大きかった様子。 いつも元気はつらつのコンマス・長原くんは今日はどうしたこと! ある意味ターニングポイートだったといえるのか、大植さんダウンでフロール(どこまでが苗字だろう?)さん指揮の定期。正直モーツァルトはどうした、大フィル、特にVn1st。長原君はいつもの精彩が全くなし。大植さん降板の”悲しみに疾走しすぎた”モーツァルトのようでまとまりがない。コンマスはこういう時こそしっかりしなきゃ。よほどショックだったのか、あるいは大植さん不在の穴を埋めなきゃと必死だったのか、というのファンの深読みしすぎでしょうか。モーツァルトにおいては本当にヴァイオリンはかなりのご乱心、各人が方々悲しみに乱れて弾きまくった感触、今回ばかりは低音弦といつもは批判されまくりの管が支えた1曲になったのでは?です。 お次の悲愴、管に助けられましたか。いつもなら「おーいぃぃ」の管が、のっけのホルンはおいておいて、これ程の存在感を顕にするのはある意味驚きでもあり、いざとなると頼りになると感心しました。3楽章の金管なんて美しすぎ。 明日しきり直しのモーツァルトはきっと別物になっているでしょう。本日は明らかに管と低音に助けられましたね。 終演後も初めて楽団ほとんどどなたも笑顔を見せない定期だったとも。 でもある意味すごい演奏だったともいえます。チャイコフスキーは大フィルも観客も揃ってまるで喪に服したかのような悲愴ぶり、フロールさんが完全に手を下ろしお辞儀をするまで誰もブラヴォも拍手もしない、稀有な演奏で終わりました。私も演奏中ではなく演奏後に大泣きしてしまった、初めての演奏会でもありました。 あぁ大植さん、早く元気になって大フィルに戻ってくださいませ(涙) 本日の定期、いつもよりチェロがものすごい気合入ってた気がします。秋津さんはじめ、いつもは冷静な方々が狂ったばかりに弾きまくった定期。心が張り裂けそう・・・。 大植さん降板でも追加補助席が設置。がんばれ、大フィル! 追記: モーツァルトの演奏、いつもと違う大フィルに納得できず昨日は酔いの回りも早かったのか今読むとやたら繰り返しの多い酔っ払いの文章でおはずかしや。
by felice_vita
| 2007-02-23 00:35
| 国内オケ
|
ファン申請 |
||