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西海岸でオペラ~ロサンゼルス・オペラ編

ロサンゼルスオペラ(http://www.losangelesopera.com/index.htm)
LAオペラは財団(にあたるのか?)のゼネラル・マネジャーがプラシド・ドミンゴということで歌劇場前にも彼の垂れ幕がかかっています。また指揮者としても複数公演で活躍されています。
オペラハウスの名称はドロシー・チャンドラー・バビリオン。道路を挟んでLAオケのウォールと・ディズニー・ホールがあります。

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LAオペラもサンフランシスコ同様、あまり治安がよいといえない場所に位置し、ただでさえオフィスアワー以外はさびしいダウンタウン、日が落ちると該当も少なく、アクセス手段はタクシーのみといっても過言ではありません。明るいうちであれば、交通情報でも地下鉄が上げられているように取り立てて問題はないのですが、暗くなると不可能です。地下鉄の駅から地上に出たとたん雰囲気の怪しい人がいっぱい。
それでもオペラハウス前は大きなツリーが飾られ、噴水が立ち上り、幻想的な雰囲気です。
そして建物内部は、またまた驚かされる美しさでしたが、LAは玄関から一歩入った先からもう撮影はアウト、写真がないのが本当に残念。
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LAではドン・ジョバンニ、そしてラ・ボエームを鑑賞。
ドンジョは舞台セットは徹底的にシンプル、その分キャストの衣装がきらびやかで、合唱やダンサーの動きがセットのように縦隊を絶えず変化し、見ごたえのある飽きさせない演出でした。
歌手もすばらしく、アンサンブルの質が高次元で安定。どの役もすばらしかったのですが、特にドンナ・アンナとドン・オッターヴィオの秀逸さが舞台全体のレベルを上げていました。オッターヴィオが力不足だと後半の緊迫感とテンポが一気に萎えてしまいますが、今回のCharles Castronovoは文句なしでした。

ボエームは打って変わってセットがMetのボエームのように豪勢。2幕の街角のシーンは子供も十分楽しめ、クリスマスシーズンにぴったり。このプロダクションはボエームの典型、王道を行くものでした。

終演後の足ですが、マイカー来客者が多い中観光客にはタクシーしかない。噴水の隣にセキュリティガードの詰め所がありそこにタクシー呼び出し専用電話があり、そちらを利用しました。
私はダウンタウンの比較的オペラハウスに近い場所に滞在していたのですが、夜のこのルートは本当に何もない、皆さん終演後はさっさと家路につかれるのでしょうか。
by felice_vita | 2007-12-17 13:50 | オペラ・オペレッタ
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