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森美術館 英国美術の現代史

みどりの日から昭和の日に変わった29日。朝っぱらから周辺で街宣車が走る走る・・・
なんでみどりの日じゃだめなのさ。。。

妹たちは一足先に六本木。私はのんびり午後から現地へ向かい、森美術館へ。
「英国美術の現代史:ターナー賞の歩み展」
なんだか大学の講義名みたいなテーマ。思わず「激動の東欧史」を追想・・・
でも面白い展示だった。
森美術館 英国美術の現代史_f0041305_2043689.jpgロンドンといえばテート・ギャラリー、好景気のときにできたテート・モダン。
このターナー賞というのは英国が斜陽の1984年に創設。いっとき消えかけ1990年の開催はなかったものの、翌年チャンネル4のバックアップをとりつけ、いまではアメリカのアカデミー賞、
エミー賞のようにテレビ中継がありノミネート作品から1等賞が発表される一大イベントだそう。

英国のモダンアートはアメリカのものに比べ攻撃性が薄く、作者の視点が主体的ではなく客観的でシニカル。だからなのか見ていてそんなに疲れる作品はない。作品はもちろんだが、すごいというかさすがだな、と思ったのが、作品解説の際の殆どの作品について
・・・この作品のノミネート(あるいは受賞)に際しては、猛烈な批判、反対運動が起こり・・・
なんていういわくつきなこと。一般民衆がそこまで現代アートに興味があるってすごいことだ。
蛇足ながら、作品解説には入り口で無料オーディオを借りるのをお忘れなく。

だいたい1時間半程度で鑑賞を終えエスカレータをくだる。
知らなかったのだが、森美術館のチケットを購入すると自動的に52階の展望台(東京シティビュー)、屋上のスカイデッキにいけるようになっているのだった。3箇所めぐってこの値段はかなりお徳かも。(私は前売り購入したので1200円だった)

29日は晴れ、新宿方面はかすんで見えなかったが屋上に立つと東京タワーのてっぺんと同じくらい。なかなか気分爽快。
森美術館 英国美術の現代史_f0041305_20534271.jpg


こっちにきて2ヶ月、いままで外に出る余裕がなかったのだが、こうして出てみるとやっぱり都会は楽しい。一気にぶりがつきそうなかんじ。
by felice_vita | 2008-04-29 20:39 | 美術・建築
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